【オンライン日本語教師】今年デビューはアリ?!コロナ禍で日本語教師に転職した先生に聞きました!

こんにちは!SenSeeライターのきなこです^^

「いつか日本語教師に・・・!」

そう夢見て計画していたり、養成講座に通ったり、

仕事を辞めたりした方もたくさんいらっしゃるはず。

・・・・・・だったのに!!!

なんてことしてくれたんだよぉおおコロナ!と発狂したい方。

わ・か・り・ま・す。

わたしも令和元年に日本語教師デビューしてから、

新型コロナウイルスの流行が拡大するまでは、フィリピンで日本語教師をしていました。

わたしにとっては大きな挑戦であり、新たなスタートでもありました。

なのに!

マニラのロックダウンに伴い緊急帰国して以降、一度もフィリピンへ帰れていませんし、

学生達には「また明日ね」と言って別れたっきり。荷物だって家に残したまま・・・

  • 日本語教師をやってみたいと思っていたけど、未来が不安。
  • やっぱり会社員のままでいた方がいいかな・・・・

そんな絶賛お悩み中のみなさまへ、同じ悩みを抱えながらも

今年「オンラインで日本語デビュー」を果たした日本語教師お二人の率直な意見を、

インタビュー形式でお届けしていきます!

目次

コロナ禍で日本語教師に転職! 2020年デビュー×20代中盤教師の例

1-1. デビューのきっかけ

  • 居住地:日本
  • 年齢:20代
  • 性別:男性
  • 前職:出版社の営業

1人目のゲストは日本在住、20代男性のJ先生!

J先生は大学卒業後、出版社の営業として3年半働いていましたが、

営業先の日本語学校で、日本語で話しかけてくれる留学生に会い、

この人たちのサポートがしたい!

とキャリアチェンジを決心しました。

会社に勤めながら夜間の養成講座に通い、2020年3月に修了。

しかし、時代は新型コロナウイルス流行の真っ最中。

日本語学校は新規の留学生受け入れができず、海外にも行けない。

“新人教師へのサポートもしっかりしている”と聞いた

日本語学校から非常勤講師の内定をもらったものの、

告げられたのは「4月からは全員オンライン授業になります。」というメール。

描いていたイメージとは全く違う、突然の出来事でした。

このままオンラインでもいいから飛び込むべきか、一旦会社員の道にとどまるべきか・・・

悩みに悩んだJ先生にインタビューです!

1-2. 今、どんな仕事をしてる?

Jさんは現在、大阪の日本語学校で、週に9コマのオンライン授業を担当。

学生はオンラインで自国から参加していて、時差の近い国をまとめたクラス編成になっています。

今の仕事について、ズバリ語っていただきました!

一言で言うと「意外と面白い」かな。正直もっとつまんなくて、スイッチ入んないと思ってた。笑

じゃ、入ってるんだね?(笑) S先生的、オンラインのおもしろポイントは?

学生がさ、日本に来てない状況なわけじゃん。だから画面に映る日本の景色が超盛り上がる。Youtubeとかと違って、リアルタイムで「あれ見せて!」とかもできるしね!

たしかに!つながってる感じがしますよね。わたしも自分の家見せながら、家に関する語彙クイズしたら盛り上がったなぁ。笑

「意外と楽しい」というポジティブな意見をいただきました!

実はわたしも同感で、「意外と面白い!」と思いながら毎日奮闘中です。

もっと悩んで、つらくて、辞めたくなるかと思いましたが。

ガッツの無いわたしでも、日々刺激的で楽しいオンラインライフを送っています。

「日本」に触れる機会がない環境だからこそ、想像がふくらんだり、

イメージについて話し合ったりするのが盛り上がりますね。

1-3. デビューがオンライン、ぶっちゃけどうなの?

困ることはやっぱり、授業準備に困ったときに気軽に聞けないことかな。講師室で隣にいる先生に聞く、とかができないのはキツいかも・・・・

なるほど~。確かにおすすめの本とかよく聞いてるなぁ。講師間のコミュニケーションの方法は、面接で聞いたほうがいいってことだね。

そうそう。絶対聞いたほうがいい。連絡手段がメールだけだと、ハードル高い(笑)

めっちゃ大事ですね、これ(笑) 超勉強になった。メールって相手が自分のこと知ってないと、遠慮しちゃう。。

連絡手段が教務と講師間のメールだけだと、遠慮してしまったり聞きづらかったりします。

MicrosoftのTeamsやSlackなど、チャット・ダイレクトメッセージ機能のあるプラットフォームがあると、他の先生に質問しやすいと思います。

これは面接時に要確認ですね!!

令和の就職活動に必須項目になるかも?!笑

そして気になる「オンラインデビュー、ぶっちゃけどうなの?」について、

J先生に答えていただきました!

本音お願い。ぶっちゃけ、デビューがオンラインって、どうですか?オススメできる?

できる。踏み切って良かったと思ってる。全然ネガティブに考える必要ない!勝手に自分でハードル上げてた感すごい。

それはわかるかも。(笑) 始まったらやるしかないし、嫌でもスキルは身についていってる気がしてる。

ならオンライン初心者同期が多いから聞きやすいし、逆にデビューするなら今!!ここ逃したらハードル上がるで!!!!

もう納得でしかないです。(笑)

今ならみんな手探り状態なので、ベテラン・ひよっこ関係なく挑戦しやすい!

わからなくても許される!笑

オンラインデビューするなら、今が狙い時!かもしれないですね!

コロナ禍の日本語教師転職は可能?! フィリピン在住×20代後半教師の例

2-1. デビューのきっかけ

  • 居住地:フィリピン
  • 年齢:20代後半
  • 性別:女性
  • 前職:オンライン英会話会社(フィリピン勤務)

S先生は、オンライン英会話レッスンの会社で、

講師育成のためフィリピンで現地社員として働いていました。

5年ほど勤めていた会社でしたが、そろそろ違うことがしてみたい、と

日本語教師になることを決意。

独学で日本語教育能力検定試験に合格し、日本語教師デビューを果たしました。

しかし、時代はコロナの真っ最中。

学生が登校できないフィリピンの日本語学校では、日本人を雇う余裕も、その必要もありませんでした・・・。

大好きなフィリピンで、日本語を教えたい。

S先生は、いつかフィリピンの日本語学校で授業をすることを目指して、

オンラインでスタートを切ることになりました。

2-2. 今、どんな仕事をしてる?

S先生は現在、日本で登録制の日本語教育機関に登録し、

非常勤講師として勤めていますが、日本に帰国はしていません。

フィリピンでお仕事をされています。

「いつかはフィリピンで」その思いを胸に、

コロナが落ち着いたらフィリピンで就職活動をする予定だそうです。

授業は週に4日で、一日2時間のオンラインレッスンを担当しています。

主に日本で生活している外国人向けのオンラインレッスンで、

生活に必要な日本語や習慣などを教えていらっしゃいます。

そんなS先生に、「困ってることは何ですか?」と聞いてみました!

正直不満は全然ない。ま、オフラインやったことないし(笑)オンラインでも会話はできるし、顔だって見れる。

強い(笑) でもおっしゃる通りですね。 どっちが良いなんてないはずですもん。

前職でも思ってたことだけど、オンラインってジェスチャーが使えない分、日本語が通じた喜びは大きいかも。逆に色々使えない分、会話への集中力は高まるんじゃない?

なるほど!!たしかに外国語で電話って難しいですもんね。耳は鍛えられそう。

たくましいです、S先生・・・・!

でも、すごく納得です。
オフラインを知らなければ、オンラインを不便だと感じることもない。

オンラインデビュー組の強い所だと思います!

わたしもオンラインレッスンをしていて思うのですが、

「オフラインと100%同じことはできない」ととらえていると、気持ちが楽です。

養成講座で習ったことが使えなくても大丈夫!

オンラインでできることを、がんばればいいと思います!

ポジティブ度増したと思うわー。笑 できないことはできない、できることを最大限頑張る!これに尽きると思ってる!

S先生、もともとポジティブでは?笑 でも、わかります!オフラインと同じことをしよう、と思わない!

できないことは、できない。わたしはオフラインを知らないことが、今は逆に強みだと思うようにしてるよ。

かっこいい!確かになかなかオンラインに適応できなくて、パワーポイントを作ること・見せることが目的になってしまっている授業、よく見かける気がします・・・。

自己内省のために、他の先生の授業見学に行かせていただいて思うのですが、

教師が飾りに飾ったパワーポイントって、学生にとっては外国語の呪文映像。

わたしは「これが英語の授業だったら」って考えながら、シンプルに作るようにしています・・・・。

オフラインよりも、シンプルに。

何がポイントか、シンプルに明確に示すようにしています。

2-3. デビューがオンライン、ぶっちゃけどうなの?

一番気になる「ぶっちゃけどうなの?」について、お聞きしてきました!

正~直な意見が聞きたいんですけど、ぶっちゃけ、日本語教師デビューがオンラインって、どうですか?

わたしはアリ派。ていうか挑戦した方がいい。どんな職種でも、オンラインスキルは絶対早く身に付けた方がいい。

ですね。今はできることがアドバンテージでも、すぐこれが「当たり前」になると思います。

恥ずかしい思いしたくないしね。時代にはついていかないと。(笑)

刺さります・・・・・(笑)

わたしもすごく不安でしたが、今は挑戦して良かったと思っています。

日本語業界も、これから確実にオンラインスキルが求められるようになると思いますし、

技術的なこと、教授スキル面どちらも、今より高度なスキルを求められるようになっていくと思います。

みんなが手探りの今がデビューのチャンスかも?!

今年デビューはアリorナシ?!

今回は、今年日本語教師デビューをオンラインで果たした2人の先生に、

オンラインデビューについて語っていただきました!

最後に、お二人に「今年日本語教師デビューはアリですか!」とお聞きしたところ、

お二人とも「アリ」というお答えでした。

この答えは、お二人の生き生きとした姿を拝見して予想はしていましたが、

お二人とも「むしろ早くデビューしたほうがいい。」というお答え。

S先生は、「波に乗れ!!!」と熱く語ってくださいました。(笑)

お二人のインタビューを通して、わたしも強く思ったことですが、

これから日本語教師デビューする方も、既に日本語教師の方も、

オンラインスキルの習得は、早めの方がいいのかもしれませんね・・・・。

J先生・S先生、ご協力いただき本当にありがとうございました!

それではまた次回お会いしましょう(^^)/

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