こんにちは!SenSee編集部のハルです!
私は東京の日本語学校でクラス授業やプライベートレッスンを担当しています。ほとんどがオンラインで、モットーは対面みたいなオンライン授業!学生からは「楽しかった!」「Super great!」と言ってもらえています。
皆様は最近、ICT(情報通信技術)を使った授業が、欧米やアジアの一部で急速に普及しているのをご存知でしょうか?母国で慣れているのか、学生の作文は手書きよりもWord、発表は画像や動画を使ったPower PointやYoutube、と学生のICTスキルがすごい!
実は私、いろいろなICTを試したんです。でも結局、今使っているのは授業スライドぐらいです。しかも使うのは授業時間の20%で、残り80%は対面のように、学生の顔を見ながら会話をしています。
今回は、私の授業スライドの内容や、スライド作りがご不明な方におすすめの講座もご紹介しますね。それではご一緒に、見ていきましょう!
1.日本語オンライン授業のICTスキル、授業スライドさえできれば大丈夫!
日本語のICT授業って、Padlet、Google Jamboard、Google Forms等のアプリを使った授業が盛んですが、個人的には、わざわざそんなアプリを使わなくても、授業スライドだけで十分、と思っています。
私のオンライン授業時間数は600時間を超えましたが、上記のアプリを使ったのは以下、クラス授業の数回だけ!
- Padletで学生が自国の料理を貼って発表
- Google Jamboardで「お・ご」の名詞形容詞マッチング
- Google Formsで職業観のアンケートをしてグラフ化
でも実はコレ、アプリを使わなくてもできた授業なんです。例えば発表の時は、学生がスマホで料理の写真を見せながら話せば済むし、マッチングも手書きのフラッシュカードの方が大量に導入できるし、アンケートも「〇〇の人、手を挙げて」と挙手で済むし。
ということで、今、私は授業でアプリを使っていません。私が毎日使っているICT、それは授業スライド!クラス授業でもプライベートレッスンでも、対面でもオンラインでも、全部使えるICTスキルです。以下、詳しく見ていきましょう!
1-1.日本語オンライン授業のために、スライドを作成しよう!
私の学校では、授業スライドは各先生の手作りで、私はPower Point(通称パワポ)で作成しています。私の同僚もほぼパワポ派です。
私は読解の授業を除いて、基本、教科書に書いてあることはスライドを作りません。「◯◯さん、教科書を読んでください」で授業ができますから。私がスライドに書くのは、教科書に書いていないこと!以下、一例です。
- 学生場面の文型導入
- 学生場面の前文後文の作文
- 例)「__ために、日本に来ました」「彼女が好きだから、___。」
- インターネットの写真や音声
- 例:「〜ないでください」で美術館の注意書き、自動詞で電車アナウンス「ドアが閉まります、ご注意ください」
つまり、授業スライドを使うのは、教科書にない文や情報を、学生に見せたい時!私のスライドの枚数は多くありません。皆様も、何十枚も作らなくて大丈夫ですよ!
2.日本語オンライン授業のICTスキル、授業スライドの作り方が不安な場合
実は私の娘は区のシルバーセンターで、Excelを6時間4000円という格安で教えてもらいました。
Power Pointの講座は、東京都内では調布市・目黒区等、Zoom講座は杉並区等、シルバーセンターのパソコン教室で開催されているようです(2021年7月現在)。在住でなくても受講できるので、ホームページ等でご確認ください。
娘の時は、優しいおじいさま方が、超初心者の娘に手取り足取り教えてくれました。地域のシルバーセンターのパソコン教室、おすすめです!
3.まとめ
私の同僚は、対面でもオンラインでも、カエルのパペットを使って教えています。大人の授業ですが、受身形で「先生に殴られました〜」など、カエルが口をパクパク開けて泣いたり笑ったり、すごく可愛くて目が釘付け!
オンライン授業のICTは、授業スライドで十分!それよりも、授業内容を工夫したり、もっと楽しくできないか考えたり、教え方を磨いたりするほうが先かもしれませんね。
それでは、また別の機会に。
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