もう迷わない!日本語教師になりたい人必見の志望動機例とポイント

こんにちは!SenSee Media編集部のさおりです!

日本語教師になりたい!と思ったら、まず考えるのが応募方法や履歴書、エントリーシートですよね。どんなフォーマットを提出するにしても、必ず聞かれる項目の一つが「志望動機」です。

でも、日本語教師の知り合いもなく、一緒に目指している仲間もいない、自分にも経験がない…という状況だと志望動機に何を書いていいのかもわからないですよね。「教師」だから一般的な就職活動の志望動機の書き方と同じでいいかもわからなくて不安な人も多いはずです。

そこで、この記事では日本語教師の志望動機のよくある例と、志望動機を書くポイントを具体的に紹介します。読み終わったら、「よし、じゃあ自分の志望動機を書いてみよう!」と思えるような内容なので、参考にしてください。

目次

よくある志望動機の事例集

早速、日本語教師の志望動機でよくある例を紹介します。あくまで例なので、「こうでなければいけない」というわけではありません。

ただ、先輩日本語教師がどんなことを志望動機としがちなのかを知れば、共感できるものから話を膨らませて自分のオリジナル志望動機が作れるはずです。よくある志望動機でのミスもNG例として後述するので、ぜひ読んでみてくださいね!

【1】異文化や国際交流への興味

  • 学生時代に国際交流サークルで活動していて、様々な文化を知るのが楽しかった。
  • 日本人だけでなく、いろいろな背景を持つ人と接することで自分も成長したい。

このような理由で日本語教師を目指す人もいます。外国人と直接やり取りした経験がないという人でも、小中学校などで英語のALTの先生と接したことがある人は多いはず。こういった経験から、日本にない文化や価値観を学びたいと思い、日本語教師を志願するといったケースもあるようです。

最近では、日本に来る外国人旅行者が増えたことで外国人と関わった経験がきっかけとなって日本語教師に興味を持つ人も増えています。

【2】日本文化を伝えたい

アニメや漫画が好きで、外国人にも日本文化を伝えたいという理由で日本語教師を志す人もいます。もちろん、アニメや漫画のようなポップカルチャーではなく、華道や茶道といった伝統文化を嗜んでいて、普及させていきたいという人もいるようです。

実際、筆者はカナダにワーキングホリデーをした経験がありますが、そのとき知り合ったカナダ人や外国人留学生の中には日本文化やアニメ、漫画が大好きないわゆる「オタク」が多くいました。中にはコスプレをしてイベントに参加する人もいて、彼らは日本語を勉強するモチベーションが高かったです。こういった海外での日本語ニーズを満たすために日本語教師になり、海外で日本語教師をする人もいます。

【3】教えるのが好き

過去のアルバイトの経験などから、教えることが好きで日本語教師になる人もいます。また、最近では職場で外国人と一緒に働いていて、日本語や仕事を教えたことからやりがいを見出し、転職して日本語教師になるというルートも増えてきているようです。

他にも、留学生や日本にある外国人コミュニティ向けのボランティアで日本の文化紹介をして、日本語を教えたことがあるという人もいるかもしれません。

【4】海外で働きたい

日本語教師の仕事は海外でも一定の需要があります。日本にいる外国人に日本語を教えることももちろんですが、将来的に海外で働きたいと思い、その手段として日本語教師を考える人もいるでしょう。

この場合、ただ単に海外で働くだけなら日本語教師でなくてもいいのでは?という突っ込んだ質問が来ることが想定できるので、なぜ海外で日本語を教えたいのかをはっきりと言えるようにしておくとよいです。

NG例:外国語力を活かしたい

英語や中国語、韓国語などの外国語を習得していて、その語学力を活かして働きたいという志望動機もあるようですが、これには少し注意が必要です。というのも、日本語教師は普通「日本語で」授業をすることが多いのです。

そのため、日本語教師として働く際に外国語の能力は「あったらいいが、必要不可欠ではない」と判断されることもあるというのを理解しておく必要があります。特に、日本国内で日本語指導をする場合には要注意です。

逆に、海外で日本語教師として働きたい人は現地語が話せると有利になることがあります。ただし、これはプラスアルファのスキルであって、志望動機とは異なると思っておいた方が無難です。理由は、以下のように逆パターンを考えてみるとわかりやすいです。

外国人が日本で働きたいと思って面接に来たとしましょう。そのときの志望動機が「日本語が話せるから、その力を活かしたいと思った」だったら、「日本語が話せるのはいいけど、なぜこの仕事を選んだの?」と思ってしまいますよね。だから、外国語力を活かして、その仕事を通して何を達成したいかを明確にしましょう。

意外と見落としがちな志望動機のポイント

日本語教師を目指すようになった理由のよくある例はわかった。でも、自分はどうやって書いたらいいんだろう。と悩んでしまいますよね。

ここからは、あなた自身の志望動機を書くポイントを紹介します。自己分析をしっかりしていれば、志望動機を書くことは難しくありません。では、具体的にみていきましょう。

【1】自分の経験や体験を入れる

志望動機ってどうしても他人と被りがちで、オリジナリティを出すのは難しいと思っていませんか?実は、自分だけの志望動機を書くことは簡単です。自分の経験や体験を書くことで、自分らしい、他の人とは違う志望動機になります。

例えば、志望動機が「異文化や国際交流に興味があるから」だったとしましょう。

ダメな例:異文化に触れ、様々な国籍や背景を持った人と関わりたいと思ったので、日本語教師になりたいと思いました。近年では、海外から日本への留学生や技能実習生、旅行客などが増えています。こうした人と関わりながら仕事をすることで、私自身も成長できると思っています。

↑これだと、確かに事実と異なることを言っているわけではありませんが、誰でも言えることになってしまいます。つまり、あなたの志望動機である必要がないわけです。では、これをベースに、さらに具体的な志望動機にしていきます。

OKな例:国際交流や人とのコミュニケーションが好きなので、日本語教師を志望しました。最近、近所や電車の中で多くの外国人を見かけます。日本に興味を持ってせっかく日本に来てくれたのに、言葉が通じず日本での生活を楽しめない人がいるとニュースで見ました。私は、日本語を教えることでこうした外国人の支援をし、相手の文化を知ることで自分自身の成長にもつなげたいと思っています。

ニュースで見たという他人でも可能な経験ですが、こうした小さな体験を入れることでぐっと志望動機がわかりやすくなります。実際に外国人と交流したことのない人もいるかもしれませんが、それでもあなたが日本語教師に興味を持つようになったきっかけは具体的なエピソードで存在するはずです。それを書けば、あなただけの志望動機になりますよ。

【2】自分が日本語学習者に何ができるかを書く

日本語教師は、日本語を学びたい人に日本語を教えるのが仕事です。採用する側は、受験者が日本語教師になりたくてこの仕事に応募していることはわかっています。採用官が知りたいのは、あなたを採用するメリットです。あなたが学校に在籍する生徒に何をしてくれるのか、どんな役に立ってくれるのかを知りたくて志望動機を読みます。

「~だから日本語教師になりたい」だけでなく、「日本語教師として、日本語学習者にこうやって貢献したい」という、学校や学習者に自分がなにができるかを書くと、採用側の目に留まる志望動機になります!

志望動機を明確にして、憧れの日本語教師になろう!

志望動機を考えるとき、まず最初に自分の今までの経験を振り返って、日本語教師を志すようになったきっかけや、その思いが強まった瞬間などのエピソードを掘り起こしましょう。それらを関連付けていけば、自ずとあなただけの志望動機が書けます。

自分が日本語教師になって、どんな先生になりたいか、どうやって生徒と関わりたいかをイメージして、志望動機を作りましょう。最後に自分以外の誰かに読んでもらうと、さらに自信を持って提出できます。志望動機はあなたの夢を叶える第一歩です。自分に向き合って、あなたの情熱の伝わるものにしましょう。

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