自称「フリーランス日本語教師」が収入アップした話~日本語教師14年目、ある決断の先の変化② 

Senseeライターのおおたです。

①では、自分のことをフリーランス日本語教師と決めた理由、そこに至るまでの出来事について書きました。(①の記事はこちらからどうぞ。)

あわせて読みたい
自称「フリーランス日本語教師」が収入アップした話~日本語教師14年目、ある決断の先の変化① Senseeライターのおおたです。最後に記事を書いてから、気がつくと約2年半も経ってしまっていました。 久しぶりなので、簡単に経歴を紹介すると、 2011~2012年 ロシア...

内定した一般企業を辞退し、日本語教育の世界に戻り、「フリーランス日本語教師」として再スタートをすることに決めました。

本記事は、自称フリーランス日本語教師になってから、どんな変化があったのかです!

目次

自称「フリーランス日本語教師」になった後の変化~収入アップだけではない

まず、自分のことをフリーランス日本語教師と「決めた」だけで、こんな変化がありました。

自分の働き方を肯定できるようになった

・「一つの勤務先では食べていけないから、掛け持ちをしている」のではなく、「シンプルに、複数の勤務先がある」
・「沢山仕事を掛け持ちしなければ、食べていけない」のではなく、「こんなに色んな仕事をこなしている私はすごい」
・「非正規でフラフラしている」のではなく、「飽き性、器用貧乏を活かした、自分に合った働き方をしている」 

今ある仕事に感謝できるようになっ

・「メインの勤務先と、複数のバイト」ではなく、「全てが優劣は無い、大切な仕事」
・「お金のためだけに働く」ではなく、「自分の能力や経験を活かして全ての勤務先に貢献したい」

勤務先への依存心が減った

・「(学校側の都合で)仕事を減らされたら困る」ではなく、「仕事を減らされたら、また他の仕事すればいいから問題ない」
・「この学校はブラックだから、金も時間も無い」ではなく、「金と時間を増やす方法は自分で考えられる」
・「辞めさせられたら困るから我慢する」ではなく、「なるべく自分の欲を優先し、必要なら辞める(笑)」

転職活動を経て「仕事増えてしんどくなっても、自由さがあるだけ幸せ」と気づいたことに加え、フリーランスだと決めて考え方が前向きになったことで、俄然やる気が出てがんがん仕事を増やし、一方で、自分の基準で仕事の断捨離(?)を行いました。

その結果収入100万アップに繋がったということです。

収入アップだけではなく、上記のような考え方をすることで、以前より幾分肩の力を抜いて仕事ができるようになりました。

また、「〇〇大学の日本語教師」ではない、「この業界の一(いち)日本語教師」として、自分の強み、長所となり得るところを活かそう、伸ばそうという意識も高まりました。

自称「フリーランス日本語教師」から収入アップしたい人へ

私は結局、単純に仕事を増やしたから収入が上がったということなのですが、これから収入アップしたいので仕事を増やそうと思っている方に、以下をお伝えしたいです!

求人をまめにチェック

当たり前ですが、大事です!求人サイトの情報、バカにできません。

でも求人サイトって楽しくないですか?私は結構好きで、毎日舐めるように見ていたからこそ、レア求人も見つけられましたし、沢山の面白い仕事や働きやすい職場に出会うことができました。

確かに人の紹介で仕事を受けることもありますが、私は圧倒的に素直に求人を見て応募して、仕事を得る、というケースが多いです!

よくある日本語教育の求人サイト(→「日本語教師は食べていけるのか~「お金のこと」を考えた働き方と就活の話」をご覧ください。)のほか、個人的にはindeed(インディード)もお勧めです!

あわせて読みたい
日本語教師は食べていけるのか~「お金のこと」を考えた働き方と就活の話 この記事を読んでいる方は、少なからず日本語教師の仕事に興味を持っていると思います。例えば、下記のようなことをお考えの方も多いのではないかと思います。 「転職し...

Indeedは、ご存じの通り日本語教育専門のサイトではありませんが、ここにしか載っていない美味しい求人も結構上がってきますよ。

日本語教師の延長線上にある仕事に目を向けてみる

日本語教師としての仕事だけを延々と増やし続けるのはきついし、飽きるという方(私はそのタイプです。)、日本語教師としてある程度の経験を積んだら、他の仕事も視野に入れてみましょう。私が、既に辞めたものも含めて経験したことのある仕事を例として挙げてみます。まめに求人を見ていると、上がってきます。

日本語教師養成講座の講師 

付随業務が比較的少ないです。(→「日本語教師養成講座講師になろう~養成講座機関への入職から仕事内容まで」少し古いですが、こちらも合わせてご覧ください。)

あわせて読みたい
日本語教師養成講座講師になろう~養成講座機関への入職から仕事内容まで 日本語教師になろうと日々勉強&模擬授業の準備を頑張っている皆様。日本語教育業界は、世間では周辺に追いやられがちであまり情報がないですよね。そんな未知の世界の...

試験関連業務(問題作成や採点)

働く時間と場所が決められているものもありますが、在宅のものが多いです。
前者だとだいたい時給制、後者は出来高制や歩合制となります。例えば、アイテムライターという仕事は、自宅で問題を作成し、その中から会社側が買い取ってくれた問題数に応じて、報酬が支払われるというものです。

記事執筆

これは頻繁に求人が出ているわけではないですが、在宅で隙間時間にできる仕事です。1文字〇円という形で報酬が支払われるものが多いですね。

こういう仕事を組み合わせることを、収入アップの方法の一つとして提案していますが、私は何より、色々な仕事をするほうが性に合っており楽しいですし、他の仕事に活かすこともできています。

「日本語教師は稼げないもの」と思い込まない!

「私たち、時給換算で300円ぐらいよね~」なんて言いながらも、どこか「労働時間が長くて給料が少ない状況」を受け入れてしまっている方も多いようにも思います。

私は日本語教育に、よりやりがいが感じられるようになったのは嬉しいですし、まだまだやりたいこともたくさんありますが、それでも常に「お金はもちろん欲しい。でも自分の時間もほしい。両方妥協したくない。」と思っています(笑)

もし同じように思う方がいたら、どうぞ恥ずかしがらずに、その気持ちを封印しないでください。「日本語教師は稼げないもの」「この学校はどう考えてもブラックだけど、まぁこんなものだ」と、今の環境を受け入れてしまったら終了です。もったいないです。

「今より、働きやすくて条件もいい仕事があるはず!」と思って、求人を見ると意外とあるものです。

まとめ

記事執筆を休んでいる間にあった自分の出来事でした。転職活動は遠回りなようだけど、自分にあった働き方を確認するために、必要なことだったんだと今は思っています。

日本語教師として現在の働き方に不安、不満がある方の参考になれば幸いです!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる