日本語教師になりたい方へ。日本語教師になる前にしておけばよかった!と後悔したこと3つ

日本語教師になりたい思っている皆様!養成講座や検定試験の勉強でお忙しい日々だと思います。

日本語教師って「いい授業をしたい」「どうやったらわかりやすい授業になるか?」を考える日々ですよね?もちろん私もそうです。

でも、私は日本語教師になってから、「コレをしておけば、もっといい授業(仕事)ができたのに」と後悔したことがあります。

今回は私が後悔したことの中から3つを正直に告白します…。日本語教師を目指す皆様!ぜひこの3つをクリアしてください。仕事ができる日本語教師には必須です。

目次

日本語教師として、教える技能以外に必要なこと

私は日本語教師になる前、とにかく日本語を教える経験が欲しいと日本語教師の研修やボランティアなどに参加していました。

そして日本語教師になった今、昔の私に言いたいこと。それは…

日本語を教える能力も必要だけど、それ以外にも磨くべき技術や経験すべきことがあるということ。

できる日本語教師に必須:IT技術の習得

ITスキルなんて、たいていの仕事で使うから今更何を言ってるの?と言われてしまいそうです。

でも、敢えて言います。

ITスキルは仕事スピードを速め、授業の効率をよくする。

なぜなら…

  • 試験や資料作成にITスキルが必要
  • ICT(情報通信技術)を取り入れた授業にITスキルが必要

ITスキルがあれば、試験や資料作成を早く終わらせることができます。しかもセンスよく。

PowerPointを使って授業する場合も、使いこなせる教師とそうでない教師の授業準備時間は雲泥の差です。アイデアの数も違ってきます。

授業で動画が使いたいとき、動画や音声編集がササッとできると、生教材(教育用に作られていない教材)の編集もしやすくなります。

私はMOS資格は取ったことがあり、学校で指示されたソフトは一通り使えます。それでも能力不足を感じときが多々あるんです。

皆さまはこの記事を読まれましたか?

この記事にも書かれていましたが、日本語教育業界、いや、日本語教師って私も含めアナログなんですよねぇ…。

新しいITツールを導入すると必ず「え?それ何?!どうやって使うの?!わからないわ~」と困惑ムードになるのです。

しかし、困惑してちゃあ授業準備にいつまでも時間がかかります。仕事スピードも遅いまま。

だからこそ、これからの日本語教師はITに詳しい方であって欲しいです!アナログな私を引っ張って行って欲しい!笑

日本語教師に豊かなビジネス経験があれば最強

学習者の中には次のような人が多いです。

  • 日本にビジネスチャンスを求めている学習者
  • 日本で働きたい学習者
  • 仕事で日本語が必要だから勉強している学習者

このような学習者が多いので、必然的に日本の会社の話に興味を持つ学習者も多々。

以前、日本語を勉強している人と企業で働く日本人との交流会に参加したとき、学習者は仕事の話にかなり食いついていました。

学習者は日本人の会社での苦労話や海外出張の体験談、企業文化のおもしろい話などを聞きながら、将来の自分を想像するのかもしれません。

あくまで私の印象ですが、日本語教師は

  • 女性が多い
  • 女性で子育てと両立させながら働く人が多い
  • 大学院に通いつつ日本語教師をしている人が多い

そんな感じがするのです。

お母さんやお姉さんのような教師、日本語や日本語教育を研究している教師は多いけれど、企業で働いている(働いたことがある)男性は少ないように感じます。

しかし、私は自分の過去の経歴はもう変えられません。ですから、私は異業種交流会などで出会った方の話や企業で働く友人の体験談などを学習者にしています。

企業で働きつつ日本語教師養成講座に通っていらっしゃる方。今から学習者に話せる話を集めておくと役立つと思います。

論理的思考力は指導力につながる

どんな仕事にも論理的思考力はいると言われてしまいそうですが、日本語教師にもやはり必要なのです!

論理的思考力が役立つとき

  • 卒業論文や研究計画書の指導
  • ディベートやスピーチなどの指導
  • テキストのテーマやニュースの解説

こんなとき論理的に物事を考えられる能力があれば、多方面からの考えをわかりやすく相手に伝えられます。つまり、学習者も教師の話が理解しやすい。

また学習者、特に留学生の日本語学習目的は日本語のテストで高得点がとれたり、日本語でお喋りできたりすることではありません。

  • 日本語を使って、仕事や勉学に励む
  • 日本語を勉強することで、考え方や視野を広げる

学習者に論理的思考力があれば、自分の状況や与えられた条件を考えた上で、自分に適した道を選ぶことができます。そして、自分の気持ちをわかりやすく伝えられるようにもなりますよね。

例えば、進学先を決めるとき。

論理的思考力がないと「今はお金がない。だから学費が安い学校を受験したい」と考えるかもしれません。しかし論理的思考力があれば、お金がなくても解決できる方法を多方面から考えることができるでしょう。

学習者に論理的思考力を求めるなら、教師にその能力があることは欠かせませんよね?論理的思考力についての書籍はたくさんあります。授業を考えるときに参考にするのもひとつのいい方法です。

教師の道筋がはっきりしている考え方はわかりやすいので、指導力につながります。

まとめ

私が日本語教師になる前にしておけばよかったと思うことは3つ。

  1. IT技術が使いこなせること
  2. 豊かなビジネス経験を得ること
  3. 論理的思考力があること

日本語教師になる前は、日本語を教える経験が欲しい。ある程度教えた経験がある今、これら3つの技術や能力が欲しい。欲しいと思う時期は違えど、全て必要なもの。

何から勉強したらいいんだと思っている新人日本語教師の方、参考にしてみてください!

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