こんにちは!SenSee編集部のハルです!
私は東京の日本語学校で非常勤講師として8年間、欧米の学生を中心に、クラス授業やプライベートレッスンをしています。
このたび、学校が25分単位のオンラインレッスン事業に参入したので、私も登録してみました!仕組みは、Preplyのような語学学習プラットフォームと同じで、講師が稼働日時を登録して、お客様が自由に講師を選んで予約する形式です。
登録して半年、ようやく楽しくなってきたかな?って感じです。でも、この気持ちになるまで、紆余曲折ありました。いつ予約が入るか分からないから、毎日心が休まらなかったし、予約がなくて、ずっと待つだけの時間はつらかったです。
今回は、私の25分オンライン授業講師デビューの、ドタバタ奮闘記です。なんとかお客様に予約してもらおうと、自己分析をしたり、ターゲットを絞ったり、試行錯誤の繰り返し!ご参考になれば幸いです!
1.オンライン授業の予約が入らないワケ
25分体験レッスンでJLPT希望の予約が入った時、私はキタキタキタ〜!と小躍りしました。試験はまだ先なので、長期のお客様になるかも!と期待値マックスでした。
私は授業がうまくいったと思っていただけにショックが大きく、何が悪かったんだろう、どうして私じゃダメなんだろう、と悩んで夜も寝られませんでした。
落ち込むこと2週間。
復活のきっかけは、自分のせいじゃないかもしれない、と思ったことです。
お客様は色々な先生を試したいのかも?授業時間が合わなくなったのかも?
自分に都合のいい考え方ですが、そう考えると、ささくれだった私の気持ちは落ち着いてきました。どうして予約がない?って、そんなこと、お客様に聞いておくれ〜!って感じです。考えてもしようがない、私は授業でベストを尽くせばいい、去るもの追わず、と決めたら、気が楽になりました!
2.ターゲットを絞ったら、オンライン授業の予約が入った!
「予約がない〜!」とモンモンとしている時に、ちょっとひらめいたことがあります。
皆様は、レストランに行く時、寿司も焼肉もラーメンもある店に行きたいですか?寿司なら寿司屋、焼肉なら焼肉屋、ラーメンならラーメン屋に行きたいですよね。
日本語レッスンも同じかもしれないな〜と思いました。
私は初級から上級までOK、ビジネスもJLPTもOK、ひらがなカタカナ漢字も、全部できます!ってアピールしていましたが、それって、意味ないんじゃ…?
そこで、ターゲットを絞ってみることにしました。ターゲット以外のお客様は取りこぼしてもいいや、というスタンスでいきました。そうしたら…。
ターゲットを絞るとは、私の場合、客層と授業の種類を制限しました。それでは、具体的に見ていきましょう!
2-1.オンライン授業の客層を絞る!
まず、自分の強みはなんだろう、自分はどんな学生が好きか苦手か、どんな授業が得意か、自己分析をしました。そして、以下の客層から、ターゲットを選びました。
- 年齢: キッズ、若者、大人?
- 国籍: アジア、欧米、特定の国?
- 学習目的: 会話、JLPT、文法、ビジネス、ひらがなカタカナ漢字?
私の強みは英語で説明できること、好きな学生は知的な人、苦手な学生は子どもや中高生、得意な授業スタイルは討論です。
そうすると、私のターゲットの客層は、大人、欧米人、会話が目的の人、になりました。逆に言うと、アジアの若者、JLPTを勉強したい人、ビジネスパーソンは、取りこぼすことになりますが、私には合わないのでOKと判断しました。
2-2.オンライン授業の種類を絞る!
ターゲットの学習目的を会話と設定したので、授業の種類も会話だけに絞りました。いろいろ考えた末、提供する授業は、25分フリートークと、25分時事問題で討論、の2つに決定!
たった2種類の授業だけど、私のターゲットだけに届けばいいかな、と思って、時事問題についてたくさん話そう、意見交換をしよう、と呼びかけました。
結果は前述どおり、大人・欧米人・会話をしたい人、という私のターゲット客層であるお客様と、今もレッスンが続いています。討論が好きな方で、「日本語でIntelligenceのある会話がしたかったのよ!」と言われました。自己分析からのターゲット絞り込み、やって良かったです!
3.まとめ
もし皆様の中で、ギターが弾けて歌も上手な方がいたら、日本語で歌おう!というレッスンができるし、大阪の方だったら、関西弁のレッスンもできそうですよね。
それでは、また別の機会に。
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