どうする?子どもへのオンライン日本語授業!キッズだからこそ意識したい3つのこと

日本語教育でもオンライン授業が増え、その中でも“子どものオンライン授業担当になった”という日本語教師の方も増えてきたのではないでしょうか?

私もここ数年でキッズレッスンのオンラインが大半を占めるようになってきました。

  • みなさま、子ども向けオンライン授業の方法って、どこで学びました?
  • 小学生(ときには小学生以下!)の学生との授業、どうやって授業を盛り上げますか?

これらのことって、養成講座などで習っていないですよね?そこで、今回は私が得た“キッズレッスンで意識したいこと”3つをまとめました。

子ども向けレッスンってどうしたらいいの?と悩んでいらっしゃる方、授業のヒントにしてください~!

目次

子どもに日本語オンライン授業するときに気をつけること【トップ3】

大人相手のオンライン授業と同じように子どもに対してオンライン授業をすると、大失敗します((+_+))

私の失敗経験では

  • 教師の問いかけに対する学生の反応がイマイチ
  • 学生の集中力があっという間に切れる

という状況に陥ります(涙)

では、子ども向けの授業では、一体何に注意したらいいんでしょうか?

子ども向けのオンライン授業をしたことがある日本語教師って、少ないですよね。

以下に、特に注意したいこと3つをまとめました。

①カメラに映る自分を意識する

子ども向けオンライン授業で意識したいことの1つ目は、

■オンライン授業中、教師は終始笑顔でカメラに映ること

当然ですが、学生にとっての“教師の印象”は、“パソコンやiPad、ケータイに映る教師の顔と声で決まる”と言っても過言ではありません。

教室では学生は教師の姿や身振り手振りを見て、雰囲気を感じ取ることができますが、オンラインでは、四角い画面に映る教師の顔が“教師の印象”になってしまいます。

だからこそ、終始笑顔で授業すること!

でもね、大多数の教師は「私は笑顔で授業している」と思っているんですよね。私もそうでした。

一度、授業中に自分の顔が画面に映るように設定して授業してみてください。

  • 導入練習で使う教材を準備しているとき
  • 学生の発言内容の意図を考えているとき
  • 問題から問題へ移るとき

結構真顔になっちゃってますよ。口角が下がっている可能性大です。

この「教師の口角が下がっている顔」が積み重なると、「ちょっと暗い先生」になりがちです。だからこそ、終始笑顔でいる必要があるのです。

まあぶっちゃけ、学生がオンライン授業中に教師の顔が見えるよう設定しているかどうかは、確認しないとわかりませんけどね(-_-;)

②共有画面への工夫

意識したいこと、2つめは共有画面への工夫です。

今回は2つの工夫をお伝えします。

①学生はケータイで授業を受けている可能性があるので、見やすい字の大きさにする

教師の中には、教室にあるスクリーンをイメージして、パワーポイント教材を作成している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、iPadやケータイで授業を受けている学生もいます。

私が過去に担当した学生の中には、YouTubeでも見ているのかな、という姿勢で授業を受けている学生もおりました…。

学生が「小さい画面で授業を受けているかもしれない」と考えて、フォントサイズは大きめが無難です。

教材作成するときは、ご自身のケータイでも共有教材を確認することをオススメします。

共有画面への工夫その2。

②シンプルな教材より、かわいい教材で学生の気を引く

私、スクリーンなどに映す教材はシンプルなのが一番いい!と思っていました。

余計なデザインをつけると、学生はそれに気を取られるからです。

でも、日本の小学生向け教材って、けっこう可愛いデザインになっているんですよね。

「子どもの学習教材なんて、見たことないわ」という方、一度書店で小学生向け学習教材を見てみてください。

私も思い返せば、小学校のドリルの表紙には可愛い犬や猫が描いてありました~(*^-^*)

なので、教材にはフリーイラストを駆使して、可愛いデザインにすることも、学習者の気を引く一つの方法です。

③“楽しい”を第一にする

子どもは正直です。楽しくないと勉強を続けません。

みなさんも、子どものときに続けていた習い事って、楽しかったですよね?

私も小学生の頃に習っていたピアノは、弾けるようになったときや先生に褒められたときは楽しかった記憶があります。でも、できなくなった途端に脱落しました…(+_+)

だから、授業中は学生が確実に「できる」問題からスタートさせ、褒めて褒めて褒めまくり、楽しい授業にしてください。

目を大きくして拍手をしたり、「わぁ~!すごい~!!」といった誉め言葉を多様に使い、褒めたたえるのです。

なんてったって、教師の顔は画面上の小さい四角でしか見られませんから、大げさに褒めるほうが相手に伝わります。

ただし、日本留学を考えているような高校生相手に「できる」問題を多めに授業すると、目標レベルまで到達できなくなるかもしれませんから、気をつけてくださいね。

まとめ

私は子どもにオンライン授業をする機会、ここ数年で増えてきたように思います。

でも、子どものオンライン授業についてのノウハウって、よくわかりませんでした。「オンライン授業を受ける側」についての記事はたくさんありましたが、「オンライン授業する側」の記事は少なかったんです。

そこで、今回は私が授業して、気づいた点を3つまとめました。

  • オンライン授業中、教師は終始笑顔でカメラに映ること
  • 共有画面は見やすい字の大きさで可愛く仕上げる
  • 楽しいを第一に授業する

この3つです。

当たり前のような3つですが、子どもとの授業のときには、非常に役立ちます!

みなさんも、この3つをクリアして、楽しくキッズオンライン授業を進めていきましょう~♪

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