こんにちは!SenSee編集部のハルです!
私は東京の日本語学校で、欧米の学生を中心に教えています。クラス授業やプライベートレッスン、学校系列プラットフォームで25分オンライン授業など、ほとんどの授業をオンラインで行っています。
もう時代はオンラインに移りつつある?ということで、今回は、25分オンライン授業の進め方について、考えてみたいと思います。
実際に、私は25分オンライン授業でNHK NEWS WEB EASYを使っていて、とても使い勝手がいいと感じています。どうやって使っているか、各レベルの授業の進め方については、後ほどご紹介しますね!
もし皆様の中で、25分オンライン授業をしたいけど、どうやって教えるの?と不安な方がいましたら、こんな授業もできるよ、という一例です。ご参考にどうぞ!
1.25分日本語オンライン授業、内容と進め方のおすすめは?
25分オンライン授業は、著作権の関係で、講師もお客様も、教科書のコピーを送付できません。でも、NHK NEWS WEB EASYは著作権フリー!インターネットで誰でもアクセスできて、無料で授業に使っていいんです。
それでは初級、中級、上級と、各レベルごとに授業風景を見ていきましょう!
1-1.25分日本語オンライン授業、初級の教え方
お客様はひらがなが読めることが前提です。画面には5つの記事がありますが、25分で私は2つの記事をカバーしています。以下、授業の流れです。
- 講師が記事を選ぶ
- お客様に見出しを音読してもらう
- 意味を確認後、意見交換
初級では、25分で記事の内容まで読む力がないので、見出しだけ読んでもらい、すぐ討論に入っています。どの記事を選ぶかは、私はお客様の好みを把握して選ぶようにしています。
1ー2.25分日本語オンライン授業、中級の教え方
お客様が中級の場合、お客様自身に読みたい記事を選んでもらいます。25分で1つの記事です。以下、授業の流れです。
- お客様が読みたい記事を選ぶ
- お客様に記事の内容を音読してもらう
- 内容を確認後、意見交換
もしお客様がスラスラ読めない場合、講師の後にリピートしてもいいでしょう。
1-3.25分日本語オンライン授業、上級の教え方
上級のお客様には、NHK NEWS WEBを提案します。EASYは簡単すぎるので、日本人ネイティブが読む記事を使います。以下、授業の流れです。
- お客様に見出しを音読してもらう
- 講師が記事の背景や文化を説明する
- 意見交換
この記事の内容が読めるのはN1レベルです。難しすぎるので、見出しだけ読んでもらっています。日本語には自信があるお客様でも、「桜前線」は知らなくて、日本人らしくて面白いですね、と言われました。
2.まとめ
お客様にとって、NHK NEWS WEB EASYを使うメリットは、語彙力、読解力、発話力の向上です。これはお客様にしっかりアピールしたいですね!
そして講師にとっても、NHK NEWS WEB EASYは使い勝手がいいんです。授業準備をしなくてもいいし、開始5分前に記事をチェックしても、なんとかなるという気楽さ(笑)。
皆様もぜひ、NHK NEWS WEB EASYのサイトを訪問してみてください。NHKが私たち日本語講師のために頑張ってくれていますよ!私たちも上手に活用していきたいものですね。
それでは、また別の機会に。
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