【JICA海外協力隊④】日本語教育の面接は何を聞かれる?準備&対策必須3つのポイント

こんにちは。SenSeeメディアライターのきなこです🌻

今回はJICA海外協力隊シリーズ 面接対策編👏

私は2022年度秋募集でJICA海外協力隊に合格し、インド中南部の大学に日本語教師として派遣されました🍛

参考までに、2023年春募集 日本語教育鞘腫の選考状況は、

一次選考(書類)通過者 46名に対し、二次選考(面接)合格者は26名。

(参考までに、応募総数は87→最終合格者 26 合格倍率約3.4倍)

JICA海外協力隊というと、ボランティア経験が豊富で活発な人が集まるイメージで・・・。面接も、熱意が溢れる夢✨を語らないと埋もれてしまうんではないか・・・・苦手ェエエ!なんて勝手に想像して、ビビっていた私です。(暴走。笑)

しかも、民間企業でのお仕事と違ってJICA協力隊は “ボランティア”何を話すべきか・・・・正直、難しい。

話の方向性さえ間違えなければ、合格は簡単!

今回は、JICA海外協力隊×日本語教育職の面接に合格するための、対策必須ポイントついて深掘りしていきます。難しい面接対策はこれでバッチリ✨

▼JICA海外協力隊- 書類選考対策はこちら

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参考>> JICA海外協力隊(2022年度秋募集選考状況)
https://www.jica.go.jp/volunteer/

目次

JICA海外協力隊 日本語教育の面接は2回-何を聞かれる?

2024年現在、面接は15分のオンライン面接×2回。私の時も同じでした。

昔は東京まで行く必要があったそうですが、コロナ以降はオンラインになっています。

(※職種によって回数や内容が違うことがあります)

2回の面接とは・・・

人物面接・・・JICA職員が、意欲や異文化適応能力を見る
技術面接・・・日本語教育の専門家が、希望した案件に対応する知識や能力を見る

内容は面接によってハッキリ分かれていました。特に、技術面接では日本語教育に関する知識や経験を聞かれます。

時間はきっちり15分以内で終わりました。

各面接で「話すべきこと」を理解していれば、どんな質問をされても回答に悩むことはありません◎

【1】JICA海外協力隊×日本語教育面接-大切な〇〇を話せばOK

先に頭に入れておくべき知識として、JICAは無理に合格者を出さない。定員割れになろうが、人数合わせの合格は絶対に出しません。

そんな面接で合格を勝ち取るために大切なことは一つ💡

それは、年代・経験は関係なく、とにかく最重要なのは「派遣後の場面想定」をしておくこと。授業の教案か?笑

特に困難系!

15分しかない面接本番で伝えるべきは、

頑張ったこと<<< “どう”頑張れる人なのか

  ① 自分が希望した案件はどんな困難がありそうか

  ② それに対しどう行動しようと思っているか

  ③ その時、どんな経験や性格が活かせるか

この3点が大切✨参考までに、私の回答を例としてご紹介しますね!

自分だったら何を書くか、イメージしながら読んでみてください。

合格できる必須対策①自分が希望した案件はどんな困難がありそうか

なぜ先程挙げた①②③が大事かというと、JICAとしても現地に行って100%悩むことだから。考えておいて損はありませんよ、って感じ❓

面接は「健康に生活できるか」「課題・問題に取り組めるか」を見極められています。

コワッ!と感じるかもしれませんが、面接対策としては必須。しかし、それ以上に派遣後の安全と心身健康を守るために、準備というより「想定」をするといいと思います!

インドの大学を希望した場面想定の例

 ① IT環境/備品不足の問題

  【経験】これまでパワーポイントを使う授業ばかりだった。学生も全員教科書を持っていた。

  【予測】教科書やデジタル機器が無くてもできる授業が求められる。導入で使いやすい建物や人の写真は日本で印刷しておく。

 ② 女性教師の社会的立場

  【経験】男女関係なく、意見を言えた。

  【予測】女性部下が上司に、または女性が意見を主張すること自体を、良く思わない人がいるかもしれない。

 ③ 今までに接したことがない宗教の方がたくさんいる。

  【経験】今まで出会った異なる宗教の人は、自ら日本で生活することを選んで来た人ばかりだった。

  【予測】タブーを学んでおく。授業に観光地を使うのは注意が必要。

(※ある宗教的建築の跡地に別の宗教の寺院が建てられた際、「完成おめでとう」と言ってしまった日本人と現地人がモメた実例があるそうです。)

 ④ 生活の困難

  【経験】食べ物や気候が合わず、健康管理が難しい。

  【予測】インドで手に入る食材を事前に調べ、その材料で料理ができるようにしておく。

さて、課題を想定できたら、次はどう向き合うか、具体的に準備していきましょう💡

合格できる必須対策②解決策を準備しておく(回答例あり)

場面の想定ができたら、もう一歩踏み込んで👣

自主性をアピールでき、危機管理能力の面も好評価!

先程挙げた想定される課題に対して、具体的なアクションも準備しておきます。

私の例

 ① IT環境/備品不足の問題

  ・現地JICAスタッフを通じて、設備に関する細かい情報を集めておく。

  ・派遣前訓練中に、年上の日本語教師の先輩からアイディアを集める。(IT機器が当たり前ではなかった時代に、どうしていたかなど)

 ② 女性教師の社会的立場

  ・まずは真面目に勤務!意見を聞いてもらえるだけの信頼構築をする。

  ・理屈だけでなく、感情にアプローチすることを心がける。

 ③ 今までに接したことがない宗教の方がたくさんいる。

  ・宗教について学び、代表的な建築物や場所を調べておく。

  ・疑問点は、派遣前訓練で外国人語学教師に質問する。

 ④ 生活の困難

  ・中途半端に日本の物を持っていかない。あると食べたくなるし、なくなったときに悲しくなるから。

  ・体温調節インナーは買い溜めしておく。(例えば夏出発だと、冬物は手に入らないこともあるので早めの行動!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”どう思っているか”というのもポイント◎

イメージで決めつけないけれど、イメージトレーニングはしています!という謙虚さは大事…!笑

合格できる必須対策③どんな経験や性格が活かせるか

これは、正直に答えていいと思います。あえて不利になることを言う必要まではありませんが、自分に足りないものを理解しているというのも、結構評価される大事なポイントだと思います。

私は「相手も人間だから、正直経験は必ず役に立つとは思っていない。」と言いました。成功体験にとらわれすぎないで、その場で相手の気持ちや立場を考えることが大切だと思っている、と。

でも、過去に仕事で辛かったときは楽観的で素直に人に頼れる性格で、意地を張らずに相手に聞くことができたと伝えました。

とにかく良い経験談を伝えなきゃ!という方向に行きがちですが、大切なのは ″この面接は、これからの活動のためのもの″ だということ。

「こういう人がいたら、どうしますか?」など、逆に今後のためになる質問をしてもらえるかもしれません。

【2】JICA海外協力隊×日本語教育面接対策ー絶対外せない合格率を上げる〇〇の話

合格するためだけじゃなく、自分が慣れない場所で二年過ごすうえでも、やっぱり「適性」は大切。

協力隊員は、JICAという看板を背負って行く。もっと言うと、日本を代表していく。

それに、支援活動を求められている場所へ行くので、首都ではなく地方に派遣されることも多いです。首都を離れれば外国人は少なくなり、「隊員=日本」というイメージになる可能性も高い。(日本語教育は比較的、首都が多めではありますが)

シンプルに、揉め事を起こす人は派遣したくないじゃないですか(笑)

だから、適性は大事🥺途中で、ヤバい・・・希望した案件が合わないかも。と思ったら正直に言ってOK!私は言った。笑

私が伝えた希望

 ▶高等教育(大学生以上)の正規過程

 ▶教科書はまるごとを使う

 ▶進学・就職を目指す人が対象であること

実は、面接当日までに心が変わって、第二希望の場所に行きたいとハッキリ伝えました。結果、第二希望で決まりました。こんな受験者もいます✌

しかも、話の流れで冬がある場所は無理です、なんて話もしました(笑)

適性は、もちろん面接をする側が見極める。でも、自分を一番理解している自分も見極める側です。だから、希望はハッキリ伝えたほうがいい。二年は長い!

ちなみに、意外と希望は聞いてくれるみたいだ?!ということがわかりました(^v^)笑(私が第一希望で書いた案件は次の募集でも出てたんで、面接での希望が通ったっぽい。)

【3】JICA海外協力隊×日本語教育面接対策ーこの姿勢で受けないと不合格?!

隊員は指導者でもお客様でもない。現地チームの一員になるんです。この認識が間違っていると、恐らく落ちます。

技術を押し付けに行くだけでは?と受け止められたら100%失敗します😅

自分達は現地の人より優れているわけじゃない。

現地の環境で、現地にあるもので、できることに一緒に取り組む。

わからないことは、わからないので勉強します。そう言える素直さは、絶対にアピールを

特に技術面接では、聞いたことがない専門知識に関する質問をされるかもしれません。そんなときは、慌てないで!

わからない自分を認め、素直に学ぶ姿勢があることをアピールするチャンス到来と思って!(相手はプロですから、知ったかぶりしてもバレますしね)

海外協力隊は専門家として派遣されるわけではありません。

JICAからは、協力隊の他に「専門家」と呼ばれるプロフェッショナルの方が派遣されています。知識や経験は、専門家の方がはるかに持っているでしょう。

専門家にできなくて、協力隊にできること・・・それは現地の人と同じ目線で課題に臨むことだから、私達は現地の人と同じ生活水準で生活しながら活動するんです。

「派遣先は貧しい・技術的に劣っている」という考え方は、今すぐにさようなら👋

あなたの考えが派遣先にとって良いものどうか、判断するのは現地の方々です。そこは絶対に忘れないで臨んでほしいと思います。

知らなきゃ損!実は・・・JICA海外協力隊の公式面接対策がある?!

知ってましたか?実は・・・公式サイトに面接のポイントが載ってるんです😳しかも、結構細かく!

JICA海外協力隊 公式サイト

JICA海外協力隊に求められる力とは?選考試験ではここを見る!

個人的な感想ですが、ここに書かれてることに対して、自分の経験と意見を話せればOKだと思います。

就職面接だと、自分を〇〇に例えると〜とか変わり玉がありますが、そんなビックリするような質問はないと思います。

 ***

今回はJICA海外協力隊シリーズ「面接対策編」として、日本語教師個人としての体験をご紹介しました。

これからもリアルな協力隊についての情報を発信していきますので、ご意見やご質問があれば、お気軽にコメント欄で教えてください✨記事のリクエストもお待ちしてます💌

それではまた次回の記事でお会いしましょう〜!

🌎JICA海外協力隊シリーズ🗾

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