日振協オンライン教育大会に参加してみた!ご報告と感想

こんにちは!SenSee編集部のハルです!

私は東京の日本語学校で8年間、非常勤講師として欧米の学生を中心に教えています。最近は対面授業もしていますが、まだまだオンライン授業が主流です。

さて、皆様、学会とか研究会に参加したことがありますか?なんだか名前を聞いただけで、気後れしちゃいますよね。以前、私が勇気を振り絞って参加した研究会は、行ってみるとほとんど大学勤務の先生方で、アカデミックな雰囲気にビビってしまいました!

なかなか気軽に参加できないな~と思っていたところ、「日振協日本語教育大会」がオンライン開催するという情報をゲット!

しかもトピックはオンライン授業について!これは参加するしかないでしょう、ということで、参加してきました!

今回は、2日間にわたって開催された日振協日本語教育大会で、私が学んだこと、感じたことを中心にお話したいと思います。大会では、オンライン授業の満足度調査比較や、YouTubeを使った授業実践など、見どころ満載でしたよ!詳しくは以下で!

目次

1.日振協の大会とは

正式名称は、日本語教育振興協会で、私が日本語教師の就職活動中、ここに加盟している日本語学校は信頼できる、と聞いたことがあります。

毎年夏に東京で大会をしているようですが、2021年は2月、Zoomでのオンライン開催でした。参加してビックリ!たくさんの日本語学校がオンライン授業の工夫を発表し合っていて、とても和気あいあいとした、実践的な会でした。

それでは1日目、2日目と、詳しく内容を見ていきましょう!

2.  1日目

午前は入管や文化庁の講演がありましたが、私は午後から参戦!有名日本語学校の校長先生方によるパネルディスカッションでは、各学校のオンライン授業の取り組みが紹介されていました。

驚いたのが、学校間で、学生のオンライン授業に対する満足度が割れた、ということです。

ある学校では、学生はオンラインでも対面でも満足度が変わらなかったのに対し、他の学校では、学生はオンラインよりも対面を強く望んでいる、という結果でした。

また、授業だけでなく、課外活動にもオンラインを導入している学校があって、どうやってオンラインで学生をおもてなししようか、というホスピタリティを感じました。

経営者の視点からのお話って、なかなか聞く機会がないですよね。私たちの代わりに政府に陳情してくださったり、私も知らないことが多くて、勉強になりました!

3.  2日目

午前は、アメリカにおける日本語教育についての対談でした。欧米の学生の「自分探し」の話に共感しつつ、私の目は女性コメンテーターの素敵なお部屋、上品な服装に釘付け!(笑) 

オンラインって、見ている側の視点が動かないから、相手にいい印象を与えるには、背景や服装って大切だな、と感じました。

午後は、各学校の先生方による、デジタル・オンライン授業の実践発表でした。まさに現場の声!事前に、各学校が作成した発表動画を視聴してから参加するという、「反転授業」形式でした。

ユニークだったのは、某日本語学校のYouTubeを使った授業です。

文型導入後、学生は、自分が日本語を話す動画をアップして、学生同士でいいねボタンを押して評価していました。デジタル世代に合っているし、教育的にも双方向な活動で、いいアイデアだなと思いました。

また、驚いたのが、カメラオンの参加者が多く、活発な意見交換があったことです。参加者は音声でもチャットボックスでも自由に質問ができ、発表者の先生方も惜しみなく知識を披露してくれて、切磋琢磨する雰囲気に感動しちゃいました!

4.  まとめ

2日間参加した感想としては、とにかく楽しかった~!です。学会、研究会って敷居が高いイメージですが、日振協の大会は参加しやすくて、しかも私はカメラオフにしたので、さらに気楽でした。これからもオンライン開催してくれないかな〜と、ひそかに日振協のホームページに念を送っています(笑)。

日本語教師って、もともと真面目で、勉強好きな人が多いんですよね。学問の前ではみんな平等で、真摯で、助け合う、そんな空間が学会、研究会なんだな〜と感じました。

もし、皆様の中で、日本語教師として孤独感を感じていたら、学会や研究会に行って、仲間に会ってみませんか?私も皆様と、どこかでお会いできる日を楽しみにしています!

それではまた別の機会に。

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