★この記事のポイント★
こんにちは。SenSeeメディアライターのきなこです。
今回はJICA海外協力隊 日本語教師シリーズ第一弾✨応募前の準備編👏👏
私は現在、JICA海外協力隊としてインド中南部の大学に派遣されています🌎
日本語教師や海外転職を目指す方の多くは、「JICA海外協力隊」の名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。協力隊は歴史が長く、これまでに多くの日本語教師が派遣されてきた事業です。
JICA協力隊事業は、その歴史の長さゆえにネット上に色々な情報が流れています。でも、何年も前の情報だったり、個人の感想が独り歩きしたものだったりと、信憑性に欠けることも・・・。また、コロナ前と後では、事情が大きく変わっていたりします。
実は私も、コロナ前から応募を考えていましたが、実際に応募することになったのはコロナ後。行き交う不確かな情報に揺れてしまった一人です✋(単純な人間)
今回は、JICA協力隊シリーズ第一弾✨として、
JICA協力隊とはー日本語教師は海外でどんな仕事をするのか?
JICA海外協力隊って一体何!
という方に、超〜簡単にご説明します。(既にご存知の方はスキップしてもOK◎)
超絶平たく言うと、色んな職業の人が行ける海外ボランティア🌏
…とはいえ、実際は完全無給ではありません!
数年休むんだから大金貯めて挑むぜ!!!なんて構えがなくても大丈夫です🤚笑
JICA海外協力隊とは、独立行政法人 国際交流機構(Japan International Cooperation Agency – JICA)による人材派遣事業です。
JICAは主に開発途上国が抱える課題解決のため、技術協力・無償資金協力・有償資金協力をしています。
例えば私の派遣先のインドでは、デリーメトロ建設や保健強化事業などが行われています。(デリーのメトロがJICAの援助によるものって、知ってましたか?!)
▼JICA 国際交流機構 公式サイト
中でも、開発途上国からの要請(ニーズ)に基づいて、課題解決に向けて一緒に活動するために派遣される人材が、海外協力隊です🌏
協力隊が取り組む課題は幅広く、
日本語教育など教育分野、インフラ整備、スポーツ、女性支援、工芸、観光支援など・・・・・
日本語教育は名前でわかりやすいですが、派遣前研修所では「それ何するんですか?!」というお仕事の方にも出逢います😆
そんな色んな職業の人が派遣されるボランティア事業が、JICA海外協力隊です。
<おまけ>JICA海外協力隊と青年海外協力隊の違い
数年前に改名され、JICA海外協力隊と呼ばれています。
現在隊員の種類は、こんな感じ。
⚫︎青年海外協力隊 20〜45歳の一般案件隊員
⚫︎海外協力隊 46〜69歳の一般案件隊員
▪︎日系社会青年海外協力隊 20〜45歳ま での日系案件隊員
▪︎日系社会海外協力隊 46〜69歳の日系案件隊員
★シニア海外協力隊 20〜69歳で経験年数などが必要なシニア案件の隊員(※年齢ではない)
日系社会が付くかどうかは、受入期間の組織の問題で、特に違いはありません!手続き的な面で名前が違うだけ、という理解で大丈夫◎
【1】JICA海外協力隊-日本語教師の応募の時期や方法は?
自分が行きたいと思っている時期に対して、応募時期は超⭐︎早めです。
一般企業の転職と比較すると、実際に仕事がスタートするまでが、とにかく長い!
内定してから働き始めるまでに1年以上かかることもあります。(参考: 私は応募から1年4か月/内定から1年後に派遣されました)
JICA海外協力隊の場合、約70日の派遣前研修もあるので、応募から派遣が一年以上になることも珍しくありません。
さらに、隊次といって、どの時期に訓練所に入るかはJICAから指定されるので、思ったより先だ・・・ということもあります。実際に私も、内定をもらってから訓練所に入るまで9か月ありました。仕事をどうするかの判断に大きく関わってきますよね。
合格してすぐ行けるわけではないので注意です ⚠
現在は春募集と秋募集があり、募集の少し前から募集情報が見られます。詳しくは公式サイトでチェックしてください。
▼JICA海外協力隊 公式サイト
https://www.jica.go.jp/volunteer/
【2】派遣前後のスケジュールは自分で考えておくべし!
JICA海外協力隊もそうですが、こういった公的団体からの派遣事業は、だいたいパターンがあります。(※目安です。事業によって異なるので要確認)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
派遣約1年前 募集・応募
↓
派遣半年前 健康診断・事前課題
↓
少しずつ日程がわかってくる
↓
派遣前月頃 派遣前研修
↓
現地へ派遣
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつ仕事を辞めるか、住居はどうするか、派遣前の無職の期間はどう生活するのか・・・、心の準備だけでもしておくと焦りが少なくて済むと思います。
正直、個人の所感ですが集団派遣の場合、そんなに細かく連絡はしてくれません。
「研修に行ったら来月出発って言われた!何も準備してない」「もっと遅いと思ってた・・・仕事辞めるの速すぎた・・」なんて声もよく聞きます。
受身だと大変な目にあいます。自分から情報を取りに行って、何パターンか仮スケジュールを予測しておいた方がいいです。
【3】応募を考え始めたら・・要請は毎回チェックが鉄則
JICA海外協力隊の「要請」とは、仕事の求人票のようなものです。
派遣先や派遣国政府からのニーズ書かれています。
また、国・職種・勤務地・条件など生活に関わる情報も載っています。基本的に、派遣国に対して派遣前にわかる情報はこれだけです。
協力隊を考えているなら、応募しない年もチェックすることを強~くオススメします。私が実体験した理由をご紹介します。
3-1. 自分に合った仕事を見つけるコツ
納得のいく仕事を勝ち取るためにするべきことは、以下の3つ。
① 応募しなくても要請をチェック
② 興味のない要請も目を通す
③ とにかく読み解く!
要請は毎回変わるので、いつ自分に合う案件が来るかは運次第!
ただし、たった一回のチャンスを狙い撃ちするよりも、毎回要請をチェックしておいて、いい案件が来た時にトライした方が、いい案件に巡り合える可能性は確実にアップ!
それから、興味のない要請も見ることで内容の比較分析ができます。
ある程度数を見ておくことで、要請の独自性が見えてくるはず。それは、自分に合った要請を見つける大きなヒントになります!
・・・余談ですが私は趣味のように求人ウォッチングをするので、笑
最近この国の要請が増えたなぁ、とか傾向を感じ取るのが面白いです。
3-2. 必要なスキルを要請から見抜いて、選考を有利に
要請に複数名が応募すれば、当然競争になります。その際、どちらがその要請に適しているかが重要になります。
普段から要請を見ておくことで、求められている経験内容や、よく使われている教科書も把握することができ、事前に勉強しておくこともできます。
事前に勉強しておけば、面接でも答えやすくなります!
また、他の要請と比べておくことで、なぜその場所に行きたいのかをアピールすることができます。行きたい要請があるのに、別の要請に回される・・・というパターンを回避できますね✨
経験内容であれば、その要請がどんな人物を求めているのかを見抜いていれば、面接でどう不足を補うのかアピールするチャンスがあるかもしれません!
つまり、合格への道は応募準備から始まっている!
JICA海外協力隊は、長期戦です(・_・)✊
応募の準備から実際に任地へ行くまで、そして帰国するまで何年もかかります。
せっかく行くと心を決めたのなら、自分が希望する場所で活動したいですよね。
確実に希望案件の合格を掴み取るには、公式の正しい情報をきちんと読み取ることが大切!
心を決めたら募集が終わってた、次の募集では気になっていた要請がなくなっていた、なんてことは「あるある」です!
公式の情報を読み込んで、いざ応募!のときに合格を勝ち取れるよう、一つ一つ準備を進めていってください🌎
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今回はJICA海外協力隊について、「応募前準備編」として応募前にできる準備をいくつかご紹介しました。
海外協力隊シリーズはどんどん続きます!自分に合うお仕事がどうか、しっかり見極めてください😊
これからもSenSeeメディアを通じて、協力隊に関する情報を発信していきますので、意見やご質問があれば、お気軽にコメント欄で教えてください✨
記事のリクエストもお待ちしております🌻
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
🌸JICA海外協力隊と民間学校で迷う方へのヒント🌸
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