日本語教師は日本語を教えるだけ!?日本語教師の多様な働き方

こんにちは。

フリーランス日本語教師・日本語教師のたまごサポーターの内藤みゆきです。

みなさんは「日本語教師の仕事」と聞いて、どんな仕事内容をイメージしますか?
ほとんどの人が「日本語非母語話者に日本語を教え、使えるようにサポートすること」だと答えるのではないでしょうか。

もちろん、それが主な仕事内容ですね。

でも、日本語教師は日本語の構造や使い方を知っている、「日本語のプロ」!

日本語を教える以外にも、できることがたくさんあるんです!

わたしは実際に日本語を教える以外の仕事もしています。
わたしの周りの日本語教師も多様な働き方を選ぶ時代です。

この記事では日本語教師としての多様な働き方をご紹介し、みなさんの日本語教師としての選択肢を広げられたらと思っています。

目次

日本語教師の日本語を教える以外の多様な働き方~筆者の場合~

日本語のプロである日本語教師は、日本語非母語話者向けだけではなく、なんと日本人向けにもできることがたくさん!

「外国語としての日本語」を熟知している日本語教師だからこそ、「日本語の知識」を生かした働き方を選ぶことができます!

これは本当に大きな強みなんです!!

さまざまな働き方を選択することで、収入源の分散、拡大にもつながりますよ♪

前置きが長くなりましたが、大事なことなので書いておきました。

日本語教師のスキルを生かした働き方をご紹介していきます。

それでは早速、いっしょに見ていきましょう!

Webライター

まずは、今あなたが読んでくださっている記事サイト、「Sensee Media」のWebライターをしています。

「Sensee Media」は”日本語教師の「もっと知りたい!」に出会えるメディア”として、日本語教師の方、日本語教師になりたい方向けに発信をしています。

現役日本語教師の方が、それぞれのキャリアを生かして、リアルな体験や教え方のポイントを書いているんです。

私は日本語教師としての経験を生かしながら、日本語教師の視点で書かせていただいています。

事前にライター研修もあり、とてもありがたかったです。

また私は地方在住で小さい子どもの子育て中でもあるのですが、自宅でパソコンを使って作業できるので、効率よく働くことができています。

やさしい日本語を使った仕事

わたしが行っている、やさしい日本語を使った仕事は主に2つあります。

一つは日本語母語話者向けの日本語をやさしい日本語に書き換えること。

もう一つは地域でやさしい日本語を広めること。やさしい日本語を知ってもらうために、やさしい日本語講座を行ったり、パネル展示をしたりしています。

やさしい日本語とは、初級学習者でも理解することができる、シンプルな日本語のことです。

わたしたち日本人同士が使うような複雑な文法やことばを避けて、短くはっきりと、わかりやすく伝えます。

日本在住の外国人には英語よりも、やさしい日本語のほうが伝わるということもあり、普及してきています。

日本人側からしても他言語化したり、外国語を使ったりしなくても伝わるというメリットがあります。

でも、やさしい日本語のポイントを知らなければ、やさしく言い換えることはできません。

わたしはやさしい日本語の知識を使って、文章書き換えや、地域でのやさしい日本語講座の講師の仕事をしています。

日本語教師だからこそ、どの文法やことばが日本語非母語話者にとってわかりやすいのかがわかります。

日本語非母語話者の方に、やさしい日本語で必要な情報を届けたり、地域の日本人の方にやさしい日本語について知ってもらうことができますね。

日本語教師育成事業

次に、自分が日本語を教える以外にも、日本語教師を目指す方や新米日本語教師の方向けの講師もしています。

一つは地域の大学の420時間日本語教員養成プログラムで教育実習の講義を担当。

もう一つは個人事業で、日本語教師のたまごの方向けにZoomワークショップや個別相談を行っています。

どちらもこれまでの経験を生かし、授業のテクニックや考え方をシェア!

日本語教師を育成することで、自分ひとりが学習者にレッスンをすることよりも、より多くの学習者に必要な日本語を届けることができます。

受講者の方が喜んでくださるのも、とても励みになっています。

このように日本語教師になりたい方をサポートするという働き方も、知っていただけたらと思います。

地域の在住外国人サポート

「地域の在住外国人サポート」と聞くと、「日本語ボランティア」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。

日本語ボランティアは主に、日本語を教えたり、生活のサポートをすることがメインだと思いますが、わたしが行っている活動はちょっと違います。

わたしは地域のほかのママさんといっしょに、外国人子育て世帯をサポートする活動を行っているんです。

現在は外国人子育て世帯の方が、お子さんといっしょに参加できる、やさしい日本語や多言語でのイベントを実施!

わたし自身、子育てをする中で子育てサポートセンターや児童館の存在に救われたので、外国人子育て世帯と地域社会をつなげていきたいと思っています。

このように、日本語を教える以外にもさまざまな働き方がありますよ。

2021年10月現在、コロナ禍で外国人の入国が制限されています。

日本語学校などで教えるのは難しい状況にありますが、すでに日本に住んでいる日本語非母語話者も生活のためにも日本語が必要。

あなたが地域の日本語非母語話者にできることは何ですか?

あなたの強みを生かしたサポートを待っている方が待っているかもしれません♪

ほかの日本語教師も多様な働き方を選んでいる!ほかの例も見てみよう!

これまで、わたしの日本語を教える以外の働き方を書いてきました。

日本語教師になったばかりだから、そんな仕事はできない!と思われた方もいるかもしれません。

そこで、わたし以外の日本語教師の方の働き方も紹介していきたいと思います。

司会者、アナウンサー

日本語を教える以外に、司会者やアナウンサーとして活躍されている方もいらっしゃいます。

日本語教師は日本語を使うプロ!

相手にどうやって伝わるかを考えながら普段のレッスンをしているので、ことばの使い方や間の取り方が上手な方も多いと思います。

特に話すのが得意な方は、司会者やアナウンサーとして活躍する道もありますね。

SNSを使った仕事

また、SNSを使って仕事の幅を広げている日本語教師も多いです。

例えば、YoutubeやInstagram、Podcastなどです。

これらはお金をかけずに誰でも気軽にコンテンツを作り、発信することができます。

特に日本語教育系Youtuberはたくさんいます。

学校の規定などに縛られることなく、気軽に始められ、人気が出ればフォロワーやファン作りにも役立つところが魅力ですね。

そのほか、ブログを書いたり、Twitterなどでコミュニティを作って活動している日本語教師もいます。

「書く」「話す」「図解する」など、それぞれのSNSの特徴を生かした発信をすることで、自分のコンテンツが作れるので、強みを生かしていきたいですね。

まとめ:まずは日本語教師の多様な働き方を知るところから!いろいろチャレンジしてみよう!

以上、日本語教師の「日本語を教える以外の多様な働き方」について書いてきました。

日本語を教える以外にもできることをイメージしていただけたでしょうか?

日本語の授業やレッスンだけでは、時間的にも収入的にも限界があります。

いくつも収入源を持つことで、収入の安定にもつながります。

まずは日本語教師の働き方は、日本語を教えるだけではないということを押さえたうえで、自分にできそうな働き方は何か考えるきっかけにしてくださるとうれしいです。

まずは思い込みを捨てて、いろいろチャレンジしてみましょう!

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