Senseeライター、おおたです。
コロナ禍で、感染への不安や自由に遊びに行けないといったことで、ストレスがたまっていませんか。
また、コロナとは関係なく、日本語教師に興味を持って情報収集したり、養成講座に通い始めたりして、この仕事のことを少し知った今、この仕事って思ってたより色々大変なんだなぁと思っている方はいらっしゃいませんか。
この仕事には、日本語を通して学生とやりとりできること、日本語に関して新しい発見があることなどはもちろんですが、他にも日々楽しいことが沢山あります!
日本語教師がもらった、センス良すぎるプレゼント 定番①メッセージ
お手紙だけ、形のあるプレゼントに添えられたカードなど、色々ありますが、メッセージ系はやっぱり嬉しいですよね。
寄せ書き
色紙やメッセージカードなどに、グループのメンバー全員が一人の人に向けて短いメッセージを書いた「寄せ書き」。転校してしまうクラスメートに、卒業する部活の先輩に、結婚するお友達へ、お世話になった上司へetc. 何かと寄せ書きを書く機会がありますよね。
人に書くことはあったけれど、自分は寄せ書きってもらったことはないなぁという方も意外といらっしゃるのではないでしょうか。私も寄せ書きが憧れのアイテムだったことがあります(笑)
コース終了時にもらう寄せ書き。「ありがとうございました。キム」という超シンプルなメッセージの集合体だったとしても(笑)嬉しいんですよね。
また、寄せ書きって見返すと当時の雰囲気が蘇ってくるから不思議ですね。
個人的にくれた手紙
コース終了時、学生が個人的に手紙をくれることもあります。日本だとチームティーチングで、一つのクラスに複数の教師が関わっていることが多いのですが、個人的に手紙をくれる学生って、関わっている教師一人一人に、きちんと便箋に書いて封筒に入れて渡してくれるんですよね。それも2枚3枚と、それなりの長さがあることが多いです。すばらしい(__)
英語で書いた手紙をくれることもありますが、それも同じくらい嬉しいです。
クラスで少し大人しかった女の子が、長文の手紙をくれたのですが、「先生はいつも教室に早めに来て、準備をしてくれています」と書いてありました。確かにこの頃の私はひよこで、何となく不安だったので早めに教室に行って、ただ教案をじっと眺めていました(笑)そんな私を見ていてくれたのですね(__)
その学生はそうやって他の先生にも手紙を出し、先生方がそれぞれご自分に宛てられた手紙を読んで「長い・・・」とびっくり&感動していました。
他、年賀状を出してくれる人(住所を聞いて送ってくれる人も、冬休み明けに手渡ししてくれる人もいました)、また、授業アンケートのコメント欄にメッセージくれる人もいて、昔、「私は先生の服のスタイルが好きです!」と書いてきてくれた子もいました(笑)
日本語教師がもらった、センス良すぎる学生からのプレゼント定番②食べ物
食べ物、特にスイーツ系は多いですね!
ものによっては、講師室で採点している先生方にもお配りして、皆で糖分補給したりもします。
国の美味しいもの
国のお菓子だとやはり、見た目もエキセントリックで素敵に見えるのでテンション上がるんですよね。例えば、小さいジャムとクッキーのセット、カカオ配合率の高い板チョコレートなどありましたが、映え抜群なので思わず写真撮りたくなります。
私はないですが、ワインをもらったという話も聞きました。
日本で買ったもの
「クラスの皆から」という形でくれる時ですね。きちん箱に入った少し高級なチョコレートをいただきました。また、個人から、可愛い箱に入ったクッキーの詰め合わせや駄菓子、なんていうのもありました!
手作りのもの
お菓子作りが趣味で、人が集まる場所にお菓子を作って持ってきてくれる人っていますよね。日本語のクラスでもそういうこと、ありましたよ。
印象に残っているのは…
以前上級クラスが多く開講されている機関で働いていたのですが、卒業パーティーのようなイベントで、あるアメリカ人の学生が、「先生お世話になりました。これは私のありがとうの気持ちです。」と言って、かばんの中から出してくれたのは何と、瓶に入った手作りのジェノベーゼソースでした。
手作り、しかもクッキーとかじゃなくて、ジェノベーゼソース!ちょっとびっくりじゃないですか(笑)でも何だかお洒落ですよね。
手紙が添えてあり、保管方法、食べ方などが書いてありました。やっぱりジェノベーゼパスタだよな!と思い、その時はアボカドやミニトマトを具にして食べてみましたが、それはそれは美味しかったです。パスタ2回分くらいの量がありました。
私もこんなプレゼントを人にしてみたい、と密かに思ったのでした。
ところで・・・
食べ物って、ものによっては正直色んな意味で「これ、食べて大丈夫かな?」と思うことがあるかもしれません。特に色んな国籍の人が集まるようなところでもらったものはですね…。疑っては可哀相なんですけど。
以前、他の学校で喉がガラガラだった私を心配した学生が、のど飴?トローチ?かわからないのですが、よくある薬のシートみたいなものから出した白い粒をくれたことがありました…。申し訳ないと思いつつ、それは食べませんでした(すみません…。)
皆さんもその状況で判断してくださいね。
日本語教師がもらった、センス良すぎる学生からのプレゼント 珍しいもの
食べ物とメッセージ以外のものです。
ストール
これも以前働いていたところでですが、私はほとんど接点のない元学生(男性)からもらいました。もうですね、これ重宝しまくっているんですよ!ストールは私も何枚か持っているのですが、これがいちばん登場率が高く、3,4年使っているんです。
そこは大学でしたが、規模の小さいところで教師が私含め5人しかいませんでした。当時、その中で私が一番新しく入った教師だったのですが、時々、以前ここで日本語のクラスを受講していたという人たちが、顔を出してくれていたのです。
ある一人の元学生が、パキスタンに帰国した土産だと言って、5人の教師それぞれにストールをプレゼントしてくれました。私がもらった紙袋に書いてあったメッセージが笑えました。
Dear. 5th sensei
I am sorry, I don’t know you!
5人目の先生へ。すみません。あなたを知りません(笑)
名前が分からなくてすみませんということなのですが、こちらこそ、すみません。私はあなたを教えていないのに、私という見たことない顔の教師がいる、ということはちゃんと覚えていてくれて、わざわざ私にまで買ってきてくれて、本当にありがとうございます(__)彼にすれば、4人の先生に買ってきて、「5人目の先生」だけに渡さないのもなぁ~…とちょっと悩んだかもしれませんね。
ストールは、薄いピンクに大きめの紺色の柄が全体に入っています。薄いピンクも紺色も私が得意な色で手持ち服によく合うし、また、薄手で大判なので、クーラーが効いて寒い部屋では広げて肩にかけたりと、防寒アイテムとしても気軽に使えるのです。
知らない学生に思いがけずもらったストールを相棒のように持ち歩いてる私です(笑)
指輪
こちらは初級の学生の女の子からです!同じクラスに関わった教師全員、女性教員には指輪を、男性教員には何か違うものをあげていました。
それも、ちゃんと指輪用のケースに入っていて、何だかプロポーズされた気分でしたね(笑)
シルバーの葉の形をした指輪で、シンプルながらお洒落ですよね。20歳前後の女の子の、このセンス!
カップとスプーンのセット
中級のクラスで、ドイツの学生3人組(男性2人、女性1人)からです。
授業の最終日に彼らが、「ドイツではプレゼントが普通です」と言って大きな箱を渡してくれました。
取っ手付きの大きめのカップが2つ(淡い色でそれぞれピンクとグリーンでした)、華奢な可愛いスプーン、そしてカップの中にカラフルな包み紙のキャラメルが沢山入っていました。
とってもお洒落ではないですか。「かわいい〜(//∇//)」と思わず叫んでしまい、ああ、私ってやっぱり女なんだなと思ったものです(笑)
カップは大きめなので、コーヒーや紅茶を飲むときはもちろん、スープ用にも使っています!
日本語教師がもらった、センス良すぎる学生からのプレゼント おまけ~盛大に祝ってもらった誕生日(ロシアで)~
上記はほとんど日本でもらったプレゼントの話ですが、最初の一年働いたロシアでもかなり…何だか事あるごとにものをもらっていた気がします(^^;
プレゼント一つ一つも素敵なものばかりだったのですが、それよりもロシアで迎えた27歳の誕生日そのものが、盛大に祝ってもらった日としてよく覚えています。
市内の日本人とロシア人の交流も目的とした職場のクリスマス会で、「今日誕生日の人は誰ですか」と、名前が呼ばれて、お花贈呈(笑)イベントの前後に同僚の日本語教師の方々、学生たちからプレゼントをもらい、それはもう一人で持って帰れない量になりました。
男子学生2人が私の家までプレゼント運びを手伝ってくれたの覚えています。
この日から何年も経ったものの、私はまだ人生の折り返し地点にも来ていませんが、間違いなく人生一ちやほやされた誕生日です(笑)
まとめ
プレゼント自慢な投稿でした。私もこんなセンスのいい贈り物ができるようになりたいです(笑)
「心がこもった贈り物」とよく言いますが…
相手は何が好きかな?相手に似合うかな?ということは当然考えると思うのですが、それと同じくらい、その贈り物は自分が好きなものであるかどうか、贈り物を選ぶときに自分が楽しんでいるか、ということも大切ですよね!そういうのって贈り物を通して伝わると思いませんか。
最近、日常で身近なものに対して素敵だとか、面白いとか思うことがどれくらいあったでしょうか。日々仕事や家庭などに追われていると、そういうことが感じられなくなるんですよね。日々、ときめき感度を高くしておきたいものです!
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