海外で日本語教師の就活実体験!求人を見て仕事探し、応募、面接、模擬授業まで

こんにちは。

日本語教師・日本語教師のたまごサポーターの内藤みゆきです。

この記事を書いているのが2021年7月。今はコロナ禍で、気軽に海外に行くことが難しい世の中になっていますね。でも、ワクチンも普及してきて、いつかコロナ禍は終わりがきます!

海外で日本語教師として働きたいみなさん!

コロナが収束したときに向けて、海外就職のイメージをつかんでおきませんか?

心の準備をしておけば、海外に行きやすくなったときにすぐに動けるはずです!

この記事では、オーストラリアで日本語教師として就活を体験した私の実体験をシェアさせていただきます。
※今回は、ワーキングホリデービザや就労ビザなど、すでに働けるビザをお持ちの方を対象としています。

これから海外就職を目指す方の参考になればうれしいです。

目次

海外で日本語教師としての求人はどんなものがあるの?~仕事探し編~

いざ海外で就職を目指す方がまず気になること。それは海外での就職ではないでしょうか。

実際に私がどのようにして、仕事を探して、ゲットしたのかを振り返りたいと思います。

まず前提として、私は2012年3月から2014年3月まで2年間、オーストラリアへワーキングホリデーに行っていました。

そのときの体験談を書いていきます。

常勤?非常勤?インターン?

実際にどのような求人があるの?と気になる方が多いと思います。

オーストラリアで日本語教師の職を探す際は、「常勤(専任)」「非常勤」「インターン」が考えられます。

日本国内の日本語教師の求人サイトなどでも、「常勤(専任)」「非常勤」はよく見ますよね。

それはオーストラリアを含む海外でも同じです。

ただし、海外の場合は日本国内と違って、ビザの問題があります。

常勤で働くためには、永住権やビジネスビザなど長く働けるビザを持っていることが条件になることが多いです。

確かにワーキングホリデーのような短期ビザの人が常勤になっても、学校側からは歓迎されにくいでしょう。

そして、オーストラリアの場合、この長く働けるビザのハードルが高いです…。

一方、非常勤はワーキングホリデーなどの短期ビザの人も働くことができます。日本国内と同じで、常勤よりも割合も高くなります。

そして、インターン(日本語アシスタント)と呼ばれる働き方もあります。

これはもちろん、派遣機関にもよりますが、「働く」というより、「お金を払って日本語を教える経験を積む」ということが多いです。

プログラム運営費やサポート費などで、派遣期間にもよりますが、数十万円かかるという場合が多いです。

働いて稼ぐというよりは、お金を払って現地で経験を積みたいという方には合っているかもしれません。

海外就職の本当にあった怖い話

ここで、私が実際に体験した怖い話もシェアさせていただきます…!

私は当時、ワーキングホリデービザにもかかわらず、ある日本語学校に常勤で採用されました。

授業開始前の打ち合わせでは、授業の話も受け持つクラスの話も、使用テキストの話も何もありませんでした。

あれ?私、この学校に常勤採用になったんだよね…?

実は私はこの学校にセカンドビザがあるならという条件で常勤採用されていました。そのため、ファームに行ってセカンドビザを取得、やっと常勤採用!という背景があったので、とても不安になりました。

※オーストラリアでは、農業や漁業などの指定職種で88日間の労働をして、セカンドワーキングホリデービザを申請して受理されると、追加で2年オーストラリアに滞在することが認められています。

2019年7月からは、指定職種でさらに6か月働くと、3年目のビザまで申請できるようになりました!うらやましいーー!

不安な気持ちをそこの先生に話すと、驚きのことばがかえってきました!

「教えてみないと、常勤かなんてわからない。非常勤かもしれないし、ボランティアかもしれない」

えーーーー!書類審査も面接も模擬授業もクリアして採用されたじゃーん!!

常勤採用になったから、ビザを延ばすために、ファームにも行っているんだよーーー⁉

この数か月は何だったのーーーー?

怖くなって家に帰ってから、主任の先生に、今日言われたことをメールしてみました。

すると、なんと送ったそのメールを社長に転送され、社長から「あなたは常識がない」とメールが…!

もう恐怖でしかありませんでした…。

ファームのメンバーに一部始終を聞いてもらうと、「その学校おかしいよ!」と言われ、私もこんなところで働いてもいいことないと思い、その学校を辞退することに…。

「本当にあった怖い話」はほんの一例なので、ほとんどの場合、こんなことはないと思いますが、シェアさせていただきました!

海外で働きたい日本語学校が決まったらすること~求人を見て応募、面接、模擬授業編~

では、海外で働きたい日本語学校が決まったら、何からしたらいいのでしょうか?

求人を見て応募、面接、模擬授業の流れになると思います。

私の実体験を振り返りながら、一つ一つみていきたいと思います。

応募

まずは求人を見て、応募するまでです。

私は当時、オーストラリアのゴールドコーストに住んでいました。

当時は英語にも自信がなかったので、オーストラリア在住の日本人向けWebサイトの「日豪プレス」で探しました。

「日豪プレス」は、求人や住まいを探したり、働きたい人やシェアメイトを探している人が書き込みができる情報サイトです。

求人ページで「教師」で絞り込み検索をしましたが、当時のゴールドコーストでは、日本語教師の職を見つけることができませんでした。

子ども向けボランティアはあったので応募し、日本語ボランティアとして活動したことはあります。

とてもおもしろい経験ができたので、それについてはまた別の記事で書きますね。

そして、ゴールドコーストで仕事がないならと、次はオーストラリア全土で探すことにしました。

求人サイトを見たのではなく、インターネットで「オーストラリア 日本語教師 求人」で探すと、上位検索でメルボルンにいくつか日本語学校があることがわかりました。

そのうちの1校のホームページを見ると、とても魅力的な日本語学校だったので、求人情報は特に出ていませんでしたが、「お問い合わせ」からメッセージを送ってみました。

その際、仕事を探していることと、履歴書もいっしょに添付。

求人サイトだけではなく、ダメもとで動いてみることも特に海外ではアリだと思います!

面接

上に書いた日本語学校は、当時、求人は出ていなかったので、ほかの日本語学校(海外就職の本当にあった怖い話の学校です…笑)にも応募してみました。

すると、その学校は教師募集中だったので、面接と模擬授業ができることに!

面接で聞かれたことで印象的だったのは、やはりビザのことです。

今のビザがワーキングホリデービザであることを話すと、ビザの有効期限はいつか聞かれました。

残りが8か月だと言うと、セカンドワーキングホリデービザを取るように指示が。

ワーキングホリデービザの人は、セカンドワーキングホリデービザを視野に入れると、働きやすくなると思います。

模擬授業

模擬授業は『みんなの日本語』の文型でした。

私はオーストラリアに来る前に働いていた日本の日本語学校でも『みんなの日本語』を使っていたので、テキストを持ってきていました。

  • 「海外で日本語教師として働きたい」
  • 「海外で日本語教師をするかもしれない」

という方は、日本語のテキストを持ってくると役に立つかもしれません。

たとえそのテキストと違うテキストを使っていても、

「どんな文型だったかな?」

「どんな例文で教えていたかな?」と思い出すきっかけになるのではないかと思います。

まとめ:海外で働きたい日本語学校が決まったら、求人から模擬授業はスピード勝負!

海外の日本語学校で働くには、まず働けるビザを持っていることが条件になります。

就労可能なビザを持っている人に私が特におすすめしたいのは、求人サイトに求人情報が載っていなくても、ダメもとで応募してみることです!

実は、「本当にあった怖い話」でシェアした日本語学校を辞退した後、一番最初に行きたいと思った日本語学校に問い合わせたんです。ラッキーなことに教師募集中で、仕事をゲットすることができました!

面接や模擬授業が決まったら、距離が離れていても、とりあえずチケットを取り、受けに行ったほうがいいです!

募集人数はそう多くないので、ほかにいい先生がいたら仕事を取られてしまうこともあります。

スピード勝負で、お仕事をゲットしていただければと思います。

何はともあれ、早くコロナが収束して、海外でのお仕事のチャンスが広がりますように!

そのときのスタートダッシュの参考になればうれしいです。

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