こんにちは!SenSee編集部のハルです!
私は東京の日本語学校で非常勤講師として、欧米の学生を中心に教えています。ほとんどの授業がオンラインで行われ、気がつくとオンライン授業時間数は1000時間を超えました!
私のオンライン授業1000時間を振り返ってみると、「Great teacher!」のような嬉しい反応がお客様から返ってきたり、継続してくれるお客様がでたり成功した時って、〇〇が良かった時なんですが、皆様、何だと思いますか?
どんな授業にしようかな〜と授業の構成を考えて、バッチリ決まった時は、授業をする前から楽しみになってきます(笑)。
オンライン授業がうまくいかない…とお悩みの方、オンライン授業をどうやって進めればいいの…?とご不明な方、ご参考にどうぞ!
1. 成功する日本語オンライン授業、授業の構成は会話中心!
オンラインで日本語を学ぶ学生のニーズは、会話がしたい!です。
実は私の経験上、ほとんどの学生はアプリやYoutubeで日本語を勉強していて、自習に飽きたから、私たち生身の先生に会いに来るんですよね。
私のオンライン授業は、会話中心の授業構成!それでは具体的に、25分オンライン授業、プライベートレッスンを例に見ていきましょう。
1-1.25分日本語オンライン授業の場合
Preplyやitalkiなどのプラットホームで、25分オンライン授業をしている方、いらっしゃいますか?私は学校のプラットホーム経由ですが、25分オンライン授業って準備ができないから、出たとこ勝負、多くないですか?(笑)
そこで私の25分オンライン授業の構成は、授業中に会話を広げてたくさん話してもらい、会話の中から語彙や文法を拾って説明、という構成!
例えば「オリンピックを見ましたか?」と質問したら、見る・見ない理由、好きなスポーツ、国で人気があるスポーツ、開催都市のメリットデメリットなど、どんどん話を広げ、学生の発話量を増やしていきます。
そして学生が日本語で言えなかった語彙や間違えた文を拾って、正しくチャットボックスに書いてリピートさせたり、なぜ間違えたかを文法説明していきます。
学生の、たくさん話したい!自分の日本語を直してほしい!というニーズに応える授業構成にすると、ありがたいことに、週2回の予約を一年半近く続けてくれるお客様もできました。
会話が広がらない…という方は、就活サイトを見て、グループディスカッションのトピックを頭に入れておくと、その話題が出た時に学生にいい質問ができますよ!
1-2.オンライン日本語プライベートレッスンの場合
例えば、読解が苦手な年配のお客様には、恥をかかせないように読解を避ける配慮をするし、一字一句理解したいお客様には教科書を舐めるようにするし、接客業のお客様にはロールプレイ中心など、授業構成はお客様によって全然違うんです。
でもプライベートレッスンはすべて、お客様の「できた!」を最後に持ってくる構成!達成感があると次の契約につながるんですよね。
練習の途中で終了時間になるとモヤモヤ感が残るので、授業中は残り時間を見ながら、「できた!」で終わるように調整しましょう!
2. まとめ
オンライン授業のニーズは、今後も高まると思います。特にこれから増えそうな就労者への日本語教育は、オンライン授業が主流になるのでは?と感じています。
就労者の自宅や工場の近くに日本語学校がなかったり、忙しい仕事の合間に受講するパターンが多いので、オンライン授業が合っているんですよね。
私もこのたび2社の就労者への日本語教育に携わる機会がありましたが、遠隔地だったので授業はすべてオンライン!特殊な業種だったので、授業構成は完全オリジナル!
相手の身になって、相手の状況を想像して、この人の助けになりたい!という気持ちで授業の構成を考えると、自然と成功するオンライン授業になるのかもしれませんね!
それでは、また別の機会に。
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