ちょっと意外?私が日本語教師になって変わったこと3選

こんにちは!きなこです^^

今回は20代の私が、会社員から日本語教師になって変わったことをご紹介します。

まず、イメージしてみていただきたいです。一般的に、会社員を辞めて、日本語教師になると何が変わるんでしょう?

  • 外国に興味を持つようになった
  • 宗教について詳しくなった
  • 会社にはいなかったタイプの人と知り合った

このくらいは、別に日本語教師にならなくても、イメージできますよね。

あとは、価値観が変わるとか?

ちょっとざっくりすぎません?価値観といっても、何に対する価値観でしょうか。今回は、「ちょっと意外?」な変化を具体的にお伝えして、日本語教師の魅力をお届けしていくだけでなく、

「想像していなかった変化」を感じるという、ワクワク感も、お伝えできたらと思います。

ちなみに私はそんなカッコいい人間ではなくどこにでもいる、ぼんやりした20代なので、身近な友達の話だと思って読んでいただけたら、嬉しいです!

目次

お金の管理ができるようになった!

会社員と違いすぎ!

先に白状しておきますが、私は給与天引き以外、自発的に貯金ができないいわゆる”ダメ女”です。笑

そんなわけで苦しい状況に陥ったわけですが、コレ、私みたいなダメ女以外にも起こりうることなので、聞いてほしいです。

私は日本語教師養成講座を修了してから、名古屋の学校で「非常勤講師」として働き始めました。会社員の方は、常勤=正社員/非常勤=パートとイメージするとわかりやすいです。

非常勤はパートですから、社会保険に加入していません。つまり、年金や保険料などの税金は自分で払い、管理しなければなりません。私にとって最初の壁がコレでした。

そもそも、払うべき税金がわからない。今まで会社が天引きで全部やってくれていたから。そう、私は自分がどうやって生きているか知りませんでした!笑

でも意外とこういう人、多いと思うんですよね。そんなの誰も教えてくれなかったじゃないですか!!前回、預金残高が2650円になった話をしました。(恥です)

私、入社から毎月給与天引きで積み立ててたので、そこそこ貯金はあったんですよ! 好きな車が買えるくらいは!それが、あっという間になくなりました。

この点は、本気で覚悟をしておいた方がいいかも。(ちなみに、お金の話は次回もっと詳しくお話します!)

バイトしながら養成講座に通い、大好きな海外旅行も我慢したのに……結果残高2650円です。一人暮らしもしていたのに、いかに自分の収入と支出を理解していないか、ボーッと生きていたかが身に染みてわかりました。

生きてる実感が沸いた。

貯金の底が見えたところで、くじけそうにもなりましが、逆に、生きている実感が沸きました。根が楽観的なのもありますが…(笑)

ああ、私はお金を稼ぐことで楽しい思いができたり、安心した生活ができていたんだなぁ、って。普通の人はわかってますよね。そうです、私がダメ女なだけです。

結果的に、私が考えられるようになったことは、

自分が生きるにはいくら稼ぐ必要があって、自分には今、どのくらい稼ぐ力があるのか。

コレです。まさに会社員の自分に無かったもの。自分について、全く理解していなかったし、考えすらしていなかったことです。

ちょっと話は逸れますが私、これからは「自力でお金を稼げる人が生き残っていく時代」だと思っているんです。退職金や年金はあてにならない、お金を稼ぐ・増やすことのできる能力がこれからの時代が絶対に必要だと思っています。そういうわけで、自分が「お金を稼ぐ力」について最近ものすごく考えています。

そういう点では、手に職を付けるって大切!日本語教師、オススメですよ!笑私は今現在も社会保険には加入していないので、全て自分で管理をしていることになります。特に日本を出たり入ったりしていると、毎年のように混乱していますが、(全然成長してない。笑)

人生勉強だと思って、生きる力を身に付けているんだと思って、前向きに捉えることができています。やりたいことを、やっているからかも。

お金を大切にするようになったし、お金を稼げる人になりたいと思った。そういうわけで、「お金」に対しての考え方が大きく変わりました。

家族観が変わった。

日本の留学生たち。

私は養成講座を修了後、フィリピンに行くまでの間、名古屋の日本語学校で半年ほど非常勤講師をしていました。学生の主な国籍はベトナム・ネパール・スリランカ。高校を卒業後日本へ来た学生が多く、ほとんどの学生は日本での進学を目指しています。

留学生の中では、国では裕福な人達が多いのですが、やはり日本の物価や学費は高いので、全員アルバイトをしています。18歳そこそこの学生たちは、自分の学費を払い、家賃を払い、健康保険料を払い、そして、国の家族に仕送りをしている人もいます。

日本から3万円送れば、国の家族が食べていけるんです。家族を代表して、皆の希望を背負って、日本へ来ているんです。彼らは稼ぎ頭なんです。18歳で。

ニュースでなんとなく聞いたことはあったけれど、実際に彼らを見て、私は頭が上がらない思いでいっぱいでした。自分が18歳のとき、こんなことができただろうかと。 私が最初に感じた家族への考え方の違いは、ここでした。

決してお金が全てではないけれど、自分は家族を大切にできているのだろうか、と考え込んだ時もありました。

フィリピンの家族と出会って。

名古屋で半年働いた後、私はフィリピンへ飛びました。一般的にいわれるフィリピン人の特徴の一つに、「家族を大切にする」ということが挙げられます。

授業で作文や、好きなものを紹介したりする場面があります。フィリピンで授業をしていると、必ず家族の話が出ます。クラスの6割以上は、好きなものは「家族」だと答えます。めちゃめちゃ写真を見せてきます。(笑)フィリピンは家族がみんなで一緒に住むのが当たり前、それが幸せだと考えている人が、非常に多いです。

ですが、彼らの生活は決して裕福ではなく、出稼ぎ大国です。フィリピンでは稼げない。だから家族の誰かが、交代で外国へ行って、お金を稼ぐ。家族ができるだけ一緒にいられるように。

私も家族が大好きですし、仲の良い家族ですが、私は一人暮らしがしてみたいとか、おしゃれな所に住んでみたいとか、いつも自分が中心で、家族の幸せなんて、ただ考えている「つもり」だったと思いました。

フィリピンから帰国してからは自然と、家族といる時間が「心から幸せ」に感じられるようになっていました。今は家族の誕生日にはなるべく実家に帰り、みんなでお祝いをしたり、祖父のお墓参りには、祖母と一緒に行くようにしています。

親への連絡頻度も、ぐっと上がりました。「つもり」でなく、心の底から家族との時間を大切にしたい、と思うようになったのかもしれません。

田舎に住みたくなった。

え?と思われるかもしれませんが。笑 

本気で考えています。家族観が変わった話と、リンクする部分があるかもしれません。今までの私は、とにかく便利で通勤が楽な街で、駅近の新築マンションに住みたい!と夢見ていました。

でも、今はどちらかというと駅まで遠くてもいいから、家族でゆっくり休日を過ごせる家に住みたいと、思うんです。100%フィリピンの影響です!

ものが無くても、お金が無くても、家族と毎日一緒に過ごせるから幸せだと、胸を張って言う彼らの暮らしを見て、私の中で、何かが変わっているのを感じています。

たった数年前までは、自分がこんなことを思うなんて想像もしていませんでした。私の中で「幸せ」とか「豊か」の概念が変わりつつある段階なんだと思うんです。うまく言えなくて、ごめんなさい。笑

今、迷いを感じている人へ。

 今回は、「ちょっと意外?」な日本語教師になって変わったことをご紹介しました。全員が田舎に住みたくなるとは思いませんが、笑

20代で、人生を変えたくてと歩き出してみたら、意外な発見や変化があったということを、感じてもらえたらなぁと思います。

きっとこの気持ちや経験は、将来の貴重な財産になると思いますし、OLを続けていたら、見えなかった世界だったから。日本語教師に転職をする・しないは関係なく、なんとなく今のままでいいのかなぁ、とか今を変えたいと持っている人に、「一歩踏み出してみること」への期待を感じてもらえたら嬉しいです。

次回は日本語教師のグレーゾーン、笑

「お金の話」に切り込んでいきます!それではまた次回お会いしましょう!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる