こんにちは!SenSee編集部のハルです!
私は東京の日本語学校で非常勤講師として、欧米の学生を中心に教えています。
海外観光客の受け入れが再開されると、日本語を学びたい外国人の来日が増えて、日本語教師の需要が高まりそうですよね!日本語学校への就職をお考えの方は、今がチャンスかも?
私の就活は10校以上応募して4校から内定をいただきました。勤務先の情報は守秘義務があるので書けませんが、他校の情報をお伝えできればと思います。それではご一緒に見ていきましょう!
1.日本語教師の就活、面接と模擬授業を成功させよう!
日本語学校の非常勤講師の募集は、NIHONMURAなど、日本語教師対象の就活サイトに出ています。でも一番早い情報は、学校のホームページ!行きたい学校があれば、こまめにチェックするといいでしょう。
応募して書類選考後に、面接と模擬授業があります。日本語学校の内部情報って、なかなか外部に出てこないですよね。面接に行かないと学校の雰囲気や情報が手に入らないので、私は面接で落ちても気にせず、学校見学できてラッキー!と思うようにしていました。
それでは私が体験した日本語学校の面接と模擬授業について、順にご説明していきたいと思います。
1-1. 日本語教師の就活、面接って、どんな感じ?
とある日本語学校では、面接の前に30分の筆記テストがありました。
その出題テーマは、「〜ように、の文型を全部書いて、例文を二つずつ作成しなさい」でした。
皆様は「〜ように」の文型を何個思いつきましたか?たくさん文型があるのですが、当時の私はほとんど書けなくて、落ち込んだことを覚えています(笑)。ご不明な方はSenSee Mediaの先生の説明が分かりやすいので、ご参照ください。
面接では、どうしてその学校で働きたいのか、働ける曜日や時間を聞かれ、使用教科書、賃金、業務内容のお話がありました。
業務内容については、日本語教師って教えるだけじゃないんですよね。宿題の添削、次の先生への引き継ぎ、会議、担任業務、行事の引率など、どこまで無給か確認したほうがいいかもしれません。
また、学校によってはICT授業(インターネットやタブレットを使った授業)ができない学校があるので、授業スライドを準備している方は確認したほうがいいでしょう。
1-2. 日本語教師の就活、模擬授業って、どんな感じ?
模擬授業は文型導入が多いです。お題は事前に知らせてくれるので準備ができますが、私は1校だけ、面接時に突然お題が発表され、その場で導入してください、と言われて冷や汗でした(笑)。
以下、私がした模擬授業のお題です。学校によっては「導入の後、どんな練習や活動をしますか?」と聞かれたので、考えておくといいでしょう。
- 「あげます、もらいます」
- 「受身形」
- 「(自動詞)ています」
- 「~ています、〜てあります」
模擬授業には、2名ほどの先生が出席していることが多いです。導入をした後に「先生、分かりませ〜ん」と学生役の先生から質問がきます。
文型分析が甘かった私は、しどろもどろになって撃沈…(笑)。知らないことは「これは先生の宿題です」と言っていいかも。
思い返すと、模擬授業が成功した時って、学生役の先生を巻き込んだ時でした。例えば受身形では、「〇〇さんは、毎日宿題をします。すごい!」と学生役の先生を褒めるところから始めたり、あげもらいでは、「今日は〇〇さんの誕生日です」と学生役の先生にプレゼントの箱をあげたり。
学生役の先生を導入に使うこと、学生役の先生に文をリピートさせて「いいです!」と褒めること、この2点をすると合格に近づきますのでお試しあれ!
2.まとめ
また私の勤務先では、教授法の勉強会があったり、同僚とアプリを紹介しあったり、情報が自然と入ってきます。主任からプライベートレッスンの教科書アドバイスを受けたり、「教えてもらえる環境」があるのは、1人で試行錯誤するよりも効率的!
しかも日本語学校に1年勤務すると「経験者」になるので、履歴書に書けるのもメリットです。「経験者」になると就活で採用率がグッと上がるし、同僚に誘われて他校からスカウトされることも!
就職はご縁と言われますが、皆様が活躍できる学校がきっとどこかにあると思います。皆様に良いご縁がありますように!
それでは、また別の機会に。
コメント