どこで働ける?求人は?給料は?外国で日本語を教えたい人のための基本情報

こんにちは、SenSee Mediaライターの安達です!突然ですが、日本語教師になろう(あるいはなりたい)と思った理由はなんですか?「外国の人と話すのが好き」「日本の文化を世界に伝えたい」等々、色々な理由があると思います。

私は「外国で暮らしてみたい」というのが一番の理由でした。そこで、世界のどこででも働けそうな日本語教師の資格を取ったわけです。

……が、スムーズに外国での日本語教師キャリアをスタートできたわけではありません。今でこそ外国での教師歴約5年となり、楽しく生活できるようになりましたが、最初のうちはたくさん失敗もしました。

そこで、今回は自身の経験をもとに外国に赴任する前に知っておいた方がいい情報や、具体的な求人情報などをまとめました。外国で日本語教師として働きたい人は是非参考にしてください。

目次

外国の日本語教育機関

日本の日本語教育機関といえば日本語学校や大学の留学生別科などが主ですが、外国では日本語学校や大学の他、インターナショナルスクールや中学校や高校等があります。また日本語学習者が多い国では小学校や幼稚園でも日本語教育が行われています。

どんな国で働ける?

ではどこの国で働けるのかというと、端的に言うと「日本と国交のあるほとんどの国」です。とは言っても求人が多い国と少ない国があります。この記事を書いているのが2020年ですが、ここ数年で一番日本語教師の求人が多いのは中国です。それこそ語学学校から大学などの高等教育機関まで、様々な機会があります。何と言っても中国は広く、多くの日本語教育機関があるので、教師経験の少ない人でも比較的簡単に就職先が見つかると思います。

次いで、東南アジア。最近はインドネシアやベトナムが多いです。現地の語学学校だけでなく日本人や日本の企業が経営する学校も増えています。これは介護や看護の分野での技能実習生への教育機関であることがほとんどです。保険などの福利厚生は日本の制度に準じていて日本人スタッフもいるので、いきなり外国の環境に飛び込むのが不安」という人にお勧めです。

そして、人気が高い欧米諸国ですが、これはレアです。求人はもちろんあるんですが、アジア圏に比べると遥かに少ないです。

狭き門ではありますが、国際交流基金や青年海外協力隊などの公的な機関が定期的に募集をしています。その他、非常勤講師の募集も時々求人サイトで見られますが、これはすでに現地で暮らしている人=長期滞在できるビザを持っている人向けの求人と言えるでしょう。

外国で働くための資格や条件は?

まず、外国で仕事をする際に必要となるのが労働ビザです。これがなければ働く事ができません。そのビザを取得するために最低限必要となるのが「4年制の大学を卒業していること(学士号を持っていること)」と「日本語教育に関する専門的な知識を有していること」です。

まず、大前提として「4年制の大学を卒業していること(学士号を持っていること)」、「日本語教育に関する専門的な知識を有していること」が条件です。

というのも、外国で仕事をする場合必ず現地で労働ビザを取得しなければなりません。上記の2つは日本語教師としての労働ビザを申請する際にほとんどの国で必要な条件となっています。

「日本語教育に関する専門的な知識」というのは大学の主専攻や副専攻での日本語教師養成課程修了、420時間の養成講座修了、日本語教育能力検定試験合格、この3つです。全てを満たしていなくても構いません。どれか1つで十分です。

また、この他に「関連分野での職務経験1年以上」、「渡航時点で59歳以下であること」など、ビザ取得の条件は国によって様々です。

ビザは基本的に現地に赴任してから申請を行います。これまで現地で知り合った日本語の先生の中には赴任後に条件を満たしていないことが発覚し、やむなく帰国してしまう人もいました。ビザは外国で仕事をする人にとって死活問題なので全てを学校まかせにせず、ご自身でもしっかりビザ取得の条件を確認しましょう。

外国で就職する前に知っておきたいこと

具体的にどんなところで日本語を教えられるのかということが分かっていただけたかと思いますが、それでも生活面に関してはまだ不明な点が多いですよね。

例えば、給与や住居のこと。外国での生活の基盤となる事柄ですから、きちんと知っておきたいですよね。以下に、外国の日本語教育機関の給与や住居に関する情報をまとめました。

給料はいくら?支払い方法は?

給与は基本的に日本と同じ月給制です。教師自身の経験や資格(修士号や博士号の有無)によりますが、常勤だと日本円で15万円前後といったところでしょうか。非常勤の場合は時給2000円前後が普通です。

日本とは違って、面接の際に金額の交渉をすることも可能です。大学であれば必ず希望の金額を聞かれると思います。ご自身の経験や資格を考慮して希望額を提示してみましょう。スタート時点では少ないように感じられるかもしれませんが、昇給制度がある場合がほとんどなので長い目で見て納得のいくように交渉してみてください。

給与の内訳ですが、私がこれまで働いてきた語学学校や大学は、「基本給+授業コマ数」が月給であることがほとんどでした。授業数が多ければ多いほど給料も多くなるわけですが、比例して支払う税金も高くなるのでそこは現地スタッフと相談しながら決めましょう。

もう一つ、日本とは違うところがあります。それが賞与、いわゆるボーナスです。外国の学校は基本的にボーナスというものがありません(ただし、本社が日本にあるとか、経営者が日本人といった場合は別)。

しかし、年に一回「旅行費」や「渡航費」などの名目で月給とは別に賃金が支払われます。これは、日本への往復の航空券代や休暇中の給料などです。大学だと夏休みや冬休みなど、一ヶ月以上の休暇があることがほとんどです。その間もちろん授業はありませんが、給料は0ではありません。基本給と同額か、あるいは「旅行費」という名目で基本給の7割ほどが支払われることが多いです。

そして、支払い方法はというと、銀行振り込みです。ただし、日本の銀行口座ではありません。赴任後にまず現地の銀行口座を作ります。給料はその口座へと振り込まれます。最近は外国の銀行キャッシュカードでも日本のATMで引き出せるものもあるので(UnionPayなど)、帰国時の生活費は現地銀行のキャッシュカード一枚あれば大丈夫です。

住居はどうする?

住居は学校が用意してくれます。規模の大きい大学だと学校の敷地内に職員宿舎がありますし、職員宿舎がなくても大学が借り上げているアパートが近くにある場合がほとんどです。語学学校でも寮を持っている学校は多いです。

そして寮の場合、大抵家賃を払う必要はありません。電気代や水道代、インターネット代も、学校が負担してくれることもあります。自己負担だったとしてもアジア圏ならば日本のそれに比べると遥かに安いです。

また、個人で部屋を借りる場合は全額とまではいきませんが、住宅手当として毎月決まった額が学校から支払われることが一般的です。

それから家具ですが、私がこれまで働いてきたところは洗濯機や冷蔵庫など、生活に絶対に欠かせない家具はあらかじめ準備されていました。食器などの小物を用意しておいてくれた学校もありました。アジア圏では賃貸でも家具が一式ついていることが多いようです。家具のことを考えると、日本国内での引越しよりも簡単といえるかもしれませんね。

外国で働いていると日本では味わえないような苦労もありますが、貴重な体験もできたし日本にいたら絶対に知り合うことのなかっただろう人達との出会いもありました。これを読んでくださった皆様がより良い職場に巡り合えることを願っています!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる