私も働ける?迷っている方必見!日本語学校の先生って多様、こんな人たちがいるんです!

こんにちは、SenSee編集部のいのっちです!

  • 外国の方に日本語を教えてみたい!資格をとって日本語学校で働いてみたい!
  • 日本語教育能力検定試験に合格したけど自信がない!
  • 教えた経験ないけど、、、主婦だけど、、、私も働ける?

働く前にこんな心配出てきますよね。

大学生が就職活動の時にたくさん調べるように、働く環境を知るって大事です。

そんな悩める皆様!

今回はいのっちの経験&数字から日本語学校(日本語教育業界)で働く先生方についてお届けしたいと思います。

本当に多種多様な先生方がいます。

あらっ!私も挑戦してみようかなと思えること間違いなしです!

目次

日本語学校の先生ってどんな人がいるの?

日本語学校の先生=多様すぎる!

経験から言うとこの一言につきます。

もちろんどの職種や業界でも様々な経験を積んだ人はいると思います。

でも日本語学校ほど年齢層が幅広く、国内から海外まで働いた経験があったり前職が様々だったりという職場はそうないかもしれません。

日本語学校で働きたい!と思ったとき求人を探しますよね。

じゃあ、日本語学校で働いている人を知りたいって思ったときは?

知り合いの先生でもいない限り知ることができません。

そこで以下の3つから日本語学校をのぞいてみましょう!

  1. 年齢層
  2. 男女比
  3. 前職

年齢層が幅広い?

日本語学校では20代~70代の幅広い年齢の先生方がいるんです!

日本語教師に年齢制限はない!?と思えるほど色々な年代の方が活躍されています。

年齢的に遅いかしら?と思っているそこのあなた!

そんなことはありません。どの年代でも大活躍できるのが日本語学校です!

日本語学校によっては年齢制限を設けているところがあるので求人を見つけた際にはチェックしてみてくださいね。

ちなみに私が実際に日本語学校でお会いした最高齢の非常勤講師の先生は75歳、前職は中学校教師をしていた方でした。

いくつになっても働くべき!!を推進しているわけでは決してありません。

が、実際に50代、60代の方が経験を活かしてバリバリ働いているというのは本当です。

ではいのっちの経験だけではなく数字で見てみるとどうでしょうか。

みなさんはどの年代が一番多いと思いますか?

日本語教育機関の教員 年齢別構成

  • 1位:40歳~50歳未満 24.8%
  • 2位:50歳~60歳未満 24.5%
  • 3位:60歳以上    21.9%

(参考:一般財団法人日本語教育振興協会「令和元年度 日本語教育機関実施調査」)

この調査は日本語学校だけではなく日本語教育機関全てが含まれているものですが、やはり40歳~60歳の方が多いんですね。

驚くべきは60歳以上の方が21.9%もいることです。

定年後に新しいことにチャレンジしたい、今までの経験を活かしたい、外国人の方の力になってみたいという方が多いようです。

ちょっと待って!20代~30代の方は!?

数字的にはこうなっています。

  • 30歳~40歳未満 18.5%
  • 23歳~30歳未満 9.7%

(参考:一般財団法人日本語教育振興協会「令和元年度 日本語教育機関実施調査」)

日本語学校の年齢層は幅広い!始めにそう言いましたが、20代、30代の割合が少ないのも事実です。

専任講師か、非常勤講師かということでも変わってきます。

専任講師は20代から40代の先生が多いように感じます。

逆に私が働いていた日本語学校では20代~30代前半の非常勤講師の方はほとんどいませんでした。

色々な年代の方が活躍できるとは言いつつ・・・環境面や待遇面で20代~30代の先生方にとっては働きにくい、特に生活していく上で不安定な非常勤講師では難しいというのも日本語業界の課題の一つだと思います。

男女比は?

結論から言うと、圧倒的に女性が多いです。

日本語学校で会う講師の方、日本語教育セミナーで会う方々、女性ばかりです。

でも、本当にそうでしょうか。数字的な割合を見てましょう!

全国平均割合: 男性 21.3% :女性 78.7%

これは地域によっても多少の違いはあります。中国・四国・九州・沖縄地区では男性 17.1%、女性 82.9%とより差があります。

日本語学校の多い東京を含む関東・甲信越地区では男性20.2%、女性79.8%と全国平均よりも差が開いています。

(参考:一般財団法人日本語教育振興協会「令和元年度 日本語教育機関実施調査」)

やはり調査から見ても女性が多いですね。

じゃあ、男性講師は働きにくいの?活躍できないの?と思ってしまったあなた!

そんなことはありません。日本語男性講師は大変重要な存在です。

具体的に2つの点で重要だと思います。

①男女の話し方の違い

男女の話し方が違うことは日本語教育では重要です。昔ほど顕著ではありませんがね。

例えば『文化初級日本語Ⅱ テキスト 改訂版』(文化外国語専門学校, 2013)の69ページでは男の人、女の人の話し方を取り上げています。

中級では『上級へのとびら』(くろしお出版,2009)の28,29ページの読み物の中で男女の話し方の違いについて触れています。

言語を学ぶときには身近な教師の真似をしようと努めます。それが上手な学習者ほど上達が早いです(個人的な意見ですが)。

女性の先生ばかりに教わっていると、学習者は気づかないうちにどこか女性的な言葉が身についてしまうことがあるんですね。真似する技術が高い学習者ほど上手になると同時に陥りがちです。

②同性に相談したい

これは外国人、日本語学習者ということに限らず!ですよね。また個人によっても違うと思います。

学習者には女性だけではなく男性もいます。男性学習者(もちろん女性学習者も)は同性の先生のほうが話しかけやすい、相談しやすい、心を開きやすいということだってあるはず。

留学生にとって日本語習得が大事なのはもちろん、生活面で困った時に頼れるのが身近にいる先生なんです。

この2つの理由もありクラス編成の先生を考えるときには男女が入った講師編成にするようにしている学校が多いようですね。

職歴も多種多様

日本語学校の先生方、職歴も多種多様です!

お話を聞いているだけで面白い!学ぶこともたくさんあります。

例えば・・・前職が、

  • 小学校、中学校、高校、養護学校の教師
  • 接客業(クリーニング店、本屋、花屋、カフェなど)
  • 主婦
  • 会社の副社長
  • 会社員(会計、法務、事務、コンサルタント、外資系企業など)
  • 新聞記者
  • 結婚相談所
  • 海外勤務

などなど。ピアノ調律師!いのっちが人生で初めてお会いした職歴の方もいました。

ここにあげたのは一部ですがまだまだ色々な職歴をお持ちの方がいます。

ではなぜ多様な職歴の方が働いているのでしょうか。

その理由を考えてみると・・・

①働きながら資格が取りやすい

日本語教師の資格の取り方、詳しくはこちらをご覧ください。

その中でも日本語講師養成講座(420時間)や日本語教育能力試験などは働きながらも取得することができます。

養成講座は費用もかかり通学することが必要ですが、働きながら講座に通った方もたくさんいます。また日本語教育能力試験のほうはテキストを揃えてコツコツ自分で勉強していくだけです。年に一度(秋ごろ、日曜日実施)の試験に合格すればOKなんですよ。

②未経験でも働ける

日本語講教師は未経験でも働くことができます。これも各学校により異なりますので求人をよく見てくださいね。

もちろん経験がある先生は歓迎されますし、給与や時給なども高くなります。

しかし未経験でも受け入れている学校はたくさんあるんです。学校によっては、本当に未経験の先生は何度か模擬授業を見てくれたり研修を実施してくれたりするところもあるようです。

日本語学校で働いてみよう

こんな感じで日本語学校で働いている人って多様なんです。

まだ悩んでいるそこのあなた!ぜひ日本語学校の扉をたたいてみませんか!

  • 年齢=関係なし、何歳からでもOK
  • 男女=女性活躍、男性ウェルカム
  • 職歴=関係なし

多様な前職の方がいるとお話しました。日本語教師ってマルチタスクな仕事なんです。

教壇に立って教えることはもちろん、事務処理や丸付けなどの地道な作業だってあります。ときには学習者の人生相談に応じることもしばしば。

私は海外で日本語教師やって、会社員やって転職コンサルタントやって、また日本語教師に戻ってきて・・なんてことをやってます。

今働いている学校はまだ設立年数が浅く就任した年に「卒業生の就職にも力を入れたいから就職担当やって」との無茶ぶりをいただきました(汗)

外国人の就職、留学生の就職では新しく学ぶことばかりでしたが、転職コンサルタント時代の知識を随分使うことができました。

日本語学校では何が活かされるかは未知数です。きっとあなたの職歴も!

えっでも主婦だから無理そう・・・講師や教師の経験ないし・・・・

次はそんなあなたにこそおすすめ!な理由をお伝えしちゃいます。

実は主婦の方にもおすすめ!メリットって?

実は日本語学校での非常勤講師、主婦の方にもおすすめなんです。

実際に私が働いていた&働いている日本語学校にも主婦の方がたくさん活躍しています。

おすすめの理由はこれ!

  1. 拘束時間が短め →週1日、午前の4コマからOK
  2. 長期休みがある →春休み、夏休み、冬休み(学校によっては秋休みも)
  3. 主婦の方は気配り上手、ドンっとしてる →主観です・・・

①拘束時間が短め 

家事の合間に働きたい、でもそんなに長くは働けない!

日本語学校の場合、非常勤講師は週1日からOK、授業は午前中の4コマ(だいたい12時30分ぐらいまで)というところが多くあります。

もちろん学校によって違いますので求人をよくチェックしてください。

週1日OKとしつつも学校側としては週2日ぐらい、または週1日でも8コマぐらいは働いてほしいというのが本音だと思いますが、週1日でも門前払いになることありません。

小さいお子さんがいるお母さん講師の方は、

子どもが帰る前に帰れるのはいい

と言っていました。ただ拘束時間は短めですが、それ以外の時間が必要!というのが日本語教師なんですね。準備にかかる時間です。

例えば午前中の4コマだけと言ってもギリギリに来て12時30分ぴったりに帰れるかと言ったらそんなことはありません。

朝は設備準備や連絡確認のために早めに行って、終わってからも片付けや引き継ぎなどがあります。終わってから学習者の質問攻めにあうことも。

さらに重要なのが授業準備、これに多くの時間をとられます。特に慣れない最初のうちはかなりの時間がかかります。授業自体の準備に加えて宿題の添削や、時期によってはテスト作成なども入ってきます。これらを自宅で行う非常勤講師の方がほとんどです。

お子さんが寝てから準備する、授業がない日の午前中にまとめて準備するなどみなさん色々工夫して時間を作っていました。

おすすめと言っておきながらマイナスポイントもありすみません。みなさん努力されています。

②長期休みがある

多くの日本語学校は春休み、夏休み、冬休み(学校によっては秋休みも)があるんです。

接客業などの場合、長期休みがないのはもちろん、長期休みが混むからそこで休まれたら困るってことがあります。

日本語学校の場合は、長期休みがある学校が多く、期間も比較的長めです。

日本語学校の長期休み、先生方の生活事情によって反応が違います。

例えば20代後半で非常勤講師をしていた私、長期休みは死活問題、戦々恐々としていました(苦笑)

だって!長期休み=授業がない=非常勤講師はお金が入らない!ですからね。

まぁ私の話はさておき・・・

主婦の講師の方もお給料が減って辛いのは同様です。

が、一方では小学生や中学生のお子さんがいるお母さんの講師の方は

長期休みは子どもたちのことをやらなきゃらだから大変、でも子どもと休みが同じなのは助かる

と言っていました。

わざわざ長期休みにシフトをずらしたり子どもたちだけ家に残すよりは一緒に過ごせる時間が持てるって大切ですよね。

③主婦の方は気配り上手、ドンっとしてる

これは完全なる経験上の主観ですね~

非常勤講師の時代も専任講師のときもクラス担任になることが多く、若かりし頃はあわあわしていた私・・・

いつも周りの講師の方々に助けられていました。主婦の方、お母さんの方、気が付くんですよ、細かいところまで気を配ってくれます。もちろん他の先生方もですが。

それにどこかドンってしてる!!日本語教師なのに語彙力低めの「ドン」です(笑)

学習者の中には居眠りをしちゃったり反抗的な学習態度だったりする人もいるんです。

私:はぁ~困りました。どうしたもんですかね。

A先生:子どもなんてみんなあんなもんよ~

つ、強い!

主婦の方だから、お母さんだからってわけだけではなく経験値の違いもあると思いますが、ちょっとしたことじゃ動じない感があります。

教師経験がなくても大丈夫?未経験で身につけたいポイント

教師経験がなくても大丈夫?未経験だから心配・・・

大丈夫です!未経験で日本語教師になった方をたくさん見てきました。

ただ日本語教師未経験でも始めから上手だなぁ~と思う方がいます。

それは元学校教員の方です。そんなの教壇に立ってたんだから当たり前!と思うかもしれませんが、未経験の方が初めに参考にしたい「うまいポイント」があるんです。

この「うまいポイント」を押さえて学習者の信頼をゲットしましょう!

  1. 学習者への対処、アプローチがうまい
  2. 板書がうまい、見やすい

①学習者への対処、アプローチがうまい

日本語学校の1クラスには20名前後の学習者がいます。学習者全員を巻き込む、学習者をのせるのがうまいんです。

それに逃げがうまい(笑)日本語教師になりたての頃はたくさん準備をしても学習者から予期せぬ質問が飛んでくるものです。そんな時、しどろもどろでは学習者の信用を失ってしまいます。

そんなときはうまいこと逃げてきちんと次の授業で補足することが必要です。

②板書がうまい、見やすい

最近はデジタル化でパワーポイントなどを使って授業をする先生も増えています。それでも板書は大事です。

学習者によって聞くのは苦手だけど書いたものを読んで理解するのは得意という方もいます。

特に初級では書いて確認することって大事なんです。

重要な朝の連絡事項などは話すだけではなく、必ず板書もします。「うんうん」ってうなずいていながら分かっていない学習者多数なんてこともあるからです。

一口に板書と言っても学校によってホワイトボードだったり黒板だったり様々です。私はどちらも経験しましたが、ペンで書くのもチョークで書くのも難しく練習を重ねました。

うまいのはわかったけどじゃぁ未経験の私はどうすればいいの?

ってとこですよね。

日本語教育能力検定試験に受かった!日本語講師養成講座が終わった!さぁ働くって前にぜひこれをしてください。

①日本語ボランティア教室などで教える。

→まずは日本語を教えることに慣れる。予期せぬ質問に動じないようになる。

②できれば塾、ボランティア教室などの大きなクラスで教えてみる。(短期間でもOK)

→どのくらいの声の大きさがいいのか、板書の大きさは?後ろの学習者まで気を配れるか、大人数への学習者への対処法を身につける。

③板書の練習

→自宅で小さめのホワイトボードに大きく書いてみたり可能であれば働く予定の日本語学校で練習をしておくとなおいい。

多くの日本語学校では採用時に面接と模擬授業があります。

非常勤講師の採用試験を受けた時です。

実際のクラスで模擬授業をしてください

というものがありました。15名程度の初級のクラスでした。

採用担当者や専任講師の前でという学校もあれば学習者の前でという学校もあるんです。

一度も大勢の前に立ったことがないという場合、これは不安ですよね。日本語教師の基本的な知識を身につけたという方は次のステップとして意識的に①~③を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「うまいポイント」ができれば未経験でも「教師感」がでますよ!

本日の記事ですこ~し日本語学校で働く先生方、イメージできましたかね。

日本語学校って面白そう、働いてみようかなという第一歩になったら嬉しいです。

さらに一歩踏み出して未経験で身につけたいポイントにもチャレンジしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

日本語教師にまつわるコンテンツを発信する専門のライターチームです!
「日本語教育をもっと楽しく!」という思いのもと、日本語教師のお悩みを解決できる記事を日々執筆しています。教え方、キャリア、資格など、日本語教師にありがちな悩み解決や、よりよい仕事をしていくためのハウツーを発信中。全ての日本語教師が、自己成長を加速させるための必読Webメディアです。

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