フィリピン人学習者の特徴とは? 性格やミスの傾向から分析する指導のポイント

こんにちは!SenSeeライターのきなこです(^^)/

今回のテーマは「フィリピン人学習者の特徴」です。

まず、「フィリピン人」といえば、どんなイメージですか?

明るい・元気・ポジティブなど・・・・・
南国なイメージが強いんじゃないかと思います。

はい、まさにその通りでした。笑

町中が歌っている人や踊っている人ばかりです。
レジの店員さんも、レジをしながら大声で歌います。(笑)

じゃあ、「フィリピン人学生」の特徴といえば??

学習者となると、その印象はちょっと変わってくるのではないかと思います。

今回は、これまで約100人以上のフィリピン人に授業をした経験を生かして、

フィリピン人学習者の特徴と、指導のポイントを分析していきます!

目次

フィリピン人学習者の特徴と指導のポイント①発音

どの国の学習者にも、特有のクセや傾向がありますよね。
まずはフィリピン人の発話の特徴について、見ていきます!

コレを知っているだけで、フィリピン人学習者が
「何を言おうとしているのか?」をキャッチしやすくなるはずです!

発音の特徴①「う」と「お」

ほとんどの人がフィリピン人同士で話すとき、公用語であるタガログ語を使うのですが、

タガログ語には「う」を使うことばが少ないらしく、
「う」「お」の音の区別に苦戦します。

▼フィリピン人のよくある間違い 

  • りょこう → りょうこ、りょくう
  • のもう → のむう、のうむ   

よほど発音を意識して勉強していない限り、
「りょこう」はほとんどの初級学習者は書けません。ほぼ100%間違います。(笑)

単音の発音はできていても、読みを選ばせたり、
書かせたりするとハッキリ結果が出ます。

特に「う」と「お」の音が連続する「りょこう」のような単語は、先生が注意して指導しなければならないポイントです!

私はいつも、自分の書いた「りょうこ」と正答「りょこう」を並べて、
どちらも発音してもらったりしています。

発音の特徴①イントネーション

タガログ語の語彙は、音節のものが多く、一番後ろから2番目の音節にアクセントを置くことが多いです。

▼「おはようございます」の例

・音節1「おはよう」音節2「ごいます」

→「」にアクセントを付けてしまう人が多く、「」を高く強く発音する。

▼よく聞く間違ったイントネーションの例

  • こんにちは →
  • こんばんは →
  • ありがとうございます →

特にフィリピンには日本料理の店が多く、

店員さんの変なイントネーションでインプットされてしまっていることが多いです・・・(+_+)

たとえ変なイントネーションでも、元気よく発言してくれるので

クラスの雰囲気を明るくしてくれて、ありがたいですけどね^^

母語が日本語に影響してしまうのは、学習の初期段階に多く見られるため、
早い段階から発音・イントネーションを「意識」させたいものです。

フィリピン人学習者の特徴と指導のポイント②性格

次は、内面的な特徴を分析していきます!

フィリピン人と言えば?とにかく陽気。とにかくポジティブ。
彼らをうまく動かすには、どんな指導が効果的なのでしょうか。

性格の特徴①助け合いの精神が最強

フィリピンは敬虔なキリスト教徒が多く、毎週ミサに行く人が多い国です。

「助け合って生きていく」ことが社会で当たり前になっていて、
クラスで勉強に困っている人がいると、必ず助けます。

レベル差があるクラスで練習するとき、遅れ気味な学生をフィリピン人学生と組ませると、
一生懸命教えたり、フォローしようとします。

記憶を定着させるには、「おぼえる」「練習する」はもちろんですが、
「教える」のが最も有効的だそうです。

だから、これは教える側の学生にとっても非常に効果的。

また、フィリピンはたくさんの島からなる国です。

公用語であるタガログ語の他に、ほとんどの人が英語を第二言語として習得しています。

フィリピン人同士はタガログ語で話すことが多いのですが、

大学の授業や専門的な授業は英語で行われることが多いです。

さらに、家族や地元の友達と話すときは、それぞれのローカル言語で話しています。

(日本で留学先として有名なセブにも、セブアノ語というローカル言語があります。)

元々多言語国家で生きているため、

フィリピン人同士でわからない言葉があることも珍しくないのです。

「わからないことは聞く」「わかるように説明する」ことは、彼らにとっては日常であり、当たり前のことなので、日本語というフィールドでも、その能力を発揮してくれるでしょう!

性格の特徴②ずば抜けたコミュニケーション能力

自己PRが上手で、自分のことをオープンに話します。

たとえば会話のペア練習の前に、学生とデモンストレーションをしたいとき、フィリピン人の学生を選ぶと、積極的にチャレンジしてくれるでしょう!

中にはシャイな人もいますが、発表の場に立って何も言えずに終わってしまった、

という人は、ほとんど見たことがありません。

場面に適したフレーズを考えるのが、とても上手です。

先生が注意することは「日本での会話として自然かどうか」をチェックすること!

会話を作ることは得意なので、

「日本人は言わない」「それは失礼」「そこは”ありがとう”より”すみません”」など、

マナー的な面を重点的に指導すれば、どんどん吸収してくれます。

フィリピン人学習者の特徴と指導のポイント③計画が苦手

明日のことは明日考える。先のことを考えるのが苦手!

たとえばお給料も、もらったその日にパーッと使ってしまって、月末には貧困状態に・・・・・・という人が後を絶たないので、「給料日は月2回に分ける」と決められているほど。

とにかく計画を立てるのが苦手です。

ちなみに首都マニラは、平常時でも渋滞がすごいのですが、
毎月給料日は、その何倍もの渋滞が発生します。

みんな、外食やショッピングに行くそうです・・・・・・。
「お金をもらったら欲しい物を買う!」

貯金しなきゃ・・・と常日頃から思ってしまう日本人としては、
人生楽しそうで、なんだかうらやましくもあります。笑

計画を立てることが苦手な人が、本当に多いです。

特に長期休暇前には、放置せず自習の計画を聞いてみた方がいいと思います。

家族を大切にするフィリピンでは、家族のイベントや宗教のイベントを大切にします。

それらも考慮した上で、計画を立てるところから始めてください。

フィリピン人学習者に指導する際の注意点

面子を重んじるフィリピンでは、人前で叱ったり注意することはあまり良くないとされています。

たとえば、授業中にフィリピン人を指名したとします。

答えられない問題を、答えられるまで待ち続けるのは逆効果。

時間が経つほど自信をなくし、答えられなくなってしまいます。

その場は誰かのアシストを借りて答えられたことにして、
自信を付けてから後でもう一度当てるなど、配慮したいところです。

学習者の年齢はそれぞれですが、高校卒業~成人している人も多いはずです。

特に日本に来ているフィリピン人学生は、国ではいい暮らしをしていたり、いい大学を出ていることが多く、プライドもあります。

人前で叱ることは反感をかう可能性が高いです。

一人の大人として、相手に敬意を払いつつ話し合いたいところです。

楽観的な性格から、「宿題を計画的にできない」「締め切りを守れない」など、頭を抱えることも多いかもしれませんが、

ホスピタリティが高く、「困っている人は助ける」精神は、
日々尊敬の念を抱くばかりです。

彼らの明るさに、毎日助けられることも多いです^^

ぜひフィリピン人学生の特徴をおさえて、素敵な信頼関係を作っていってください!

それではまた次回お会いしましょう(^^)/

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